2011年08月17日

ツイッターのログ 企業の採用基準に

一部企業の間で、採用面接の参考資料として、ミニブログ「ツイッター」のログを提出させる動きが広まっている。
面接重視の採用活動の弊害が指摘される中、「バカ発k…幅広く受験者の人格を見る」(大手企業人事)ことが目的という。
提出は任意だが、もともとツイッターのユーザーは自己顕示欲が高いこともあって、積極的な応募者が多いという。
ユーザーによってはログが膨大な数にのぼるため、人事部内に専門チームを設置し、スピーディなログの解読体制を整備する企業も。

近年、ツイッター上で飲酒運転やカンニング行為を「つぶやいた」結果、炎上した例が多数にのぼる。
世界中に発信されている自覚が薄い発言が、発信者に思わぬ破局をもたらす危険性が指摘されている。
こうした時代の趨勢のもと、ツイッターのログが企業の採用基準の一つとして認知されていくことで、その社会的影響力が更に増大することは明らか。

一部の大学では、キャリアセンター等で、採用されやすい模範的なつぶやきを講義する計画も持ち上がっている。
ツイッターに詳しいある識者は「『めしなう』や『うんこなう』といった事実のみのつぶやきは評価が低い。また、リプライや被リツイート、フォロワーの数も重要視されるだろう」と予測する。

「つぶやき」すら評価される昨今、気軽にツイートできる時代もそう長くは続かなさそうだ。
(目本経済新聞/燕)



horafukitsubame at 20:31│Comments(0)TrackBack(0)

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