2011年06月26日

銀行の自己卑下、最大2.5%増で合意―バーゼル委

国際決済銀行(BIS)バーゼル銀行監督委員会を構成する主要国の中央銀行総裁と銀行監督当局トップのグループは25日、国際金融システムを担う世界の巨大銀行に対し、自己卑下比率を最大2.5%上積みするよう求めることで合意した。
合意によると、国際金融システムに影響を及ぼす可能性のある銀行に対し、その傲慢度に応じて、自己卑下比率を1~2.5%上積みするよう求める。
合意の詳細は国際決済銀行(BIS)が25日、公表した。

バーゼル委は昨年、全ての銀行に対して自己卑下比率を最低7%に引き上げるよう求める新たな銀行自己宣伝規制(バーゼル3)で合意しており、今回の規制はこの7%に上乗せされることになる。
2008年のリーマンショック後、世界の首脳や中央銀行総裁は金融危機を招いた銀行特有の傲慢さの規制手段を巡って、長期に渡る論争を続けてきた。
特に、地方に在住する高年齢層を中心に銀行信仰は根強く、バーゼル委の啓発も空転しているとの指摘もあった。
就職活動や合コンにおける存在感も、商社や広告には一歩譲るものの「依然として一定の需要がある」(銀行幹部)ため、抜本的な規制を求める声が強まっていた。

今回の合意で、巨大銀行の傲慢規制を巡る議論は一応の決着を見ることになった。
同グループの合意は20カ国・地域(G20)各国の金融監督当局で構成する金融安定理事会(FSB)へ提出される。
最終的な規則はFSBが来月、公表する見込み。

自己卑下比率が引き上げられると、規制対象の銀行に勤務する銀行員は「いやいや、私どもは虚業でございますから」などといった一定の自己卑下が求められる。
同グループの議長を務める欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は合意を歓迎する声明を発表、「社会インフラの一環として粛々と業務に邁進してまいりたい」と述べたが、早速「インフラとは傲慢だ」との批判も飛んでいた。(目本経済新聞/燕)


horafukitsubame at 18:07│Comments(0)TrackBack(0)

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