2005年06月

2005年06月29日

猫の絵画センスに注目集まる

今、芸術の世界で、猫の持つ絵画センスに注目が集まっている。
東京藝術大学大学院の玉三毛夫教授率いる研究チームの実験によると、猫は極めて高い芸術的センスを持っているという。
同チームが行っている実験では、無作為に選出された猫に、絵の具とキャンパスを与え、猫の反応を観察する。
実験開始直後、ほとんどの猫が一直線にキャンパスへ向かい、迷うことなく絵を描き始めた。

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(写真=絵を描く猫)

猫の描く絵は、総じて抽象性が高く、芸術に知識の無い人には理解しがたい深い味わいがあるという。
玉教授の分析によれば、後期ダダイズムの作風に類似する特徴が見受けられるが、ダダイズムよりも更に奔放で力強い筆のタッチも見られる。
また、毛の部分で繊細なタッチを生み出し、肉球の部分では力強いタッチを生み出すなど、巧に猫の肉体的特徴を駆使している。

既に一部の画廊、愛好家らから「買い取りたい」という申し出も来ており、同大学では商品化も視野に入れているという。
これまで人間のみに担われてきた芸術の主体が、猫も参入する可能性が出てきたことになる。
閉塞しつつあると言われる芸術界に、肉球パンチの殴り込みを期待したい。

▽玉三毛夫教授の話
絵画は、肉球に新しい価値を付与することになる。今回の実験の成果は、肉球的革命と言えるだろう。

(毎目新聞/燕)


at 21:49|Permalinkでたらめニュース 

2005年06月28日

郵政民芸化 -Horapedia

郵政民芸化
出典: フリー百科事典『ホラペディア(Horapedia)』

概要
郵政民芸化(ゆうせいみんげいか)とは、日本における、郵便事業、簡易生命保険事業、郵便貯金事業の郵政3事業の民芸化政策を言う。
小泉純一郎内閣が掲げる重要施策の一つであり、小泉首相自身も「改革の本丸」であると主張している。
郵政事業の多角化の一環として、全国の郵便局に民芸品の販売・PRなどを行わせることが目的である。
国鉄、電電公社、専売公社の民営化を上回る戦後最大の改革とも言われ、その意図の理解し難さも戦後最大級との指摘もある。
しかし、民芸品の定義が極めて曖昧であることや、国家が特定産業に肩入れすることの是非などが問題視されており、野党はもとより、自由民主党内のいわゆる「郵政族」(郵政事業懇話会)からも激しい抵抗がある。
また、民芸品に誇りを持つ生産者らも、国の援助を受けることをよしとしない姿勢を見せ始めており、場合によっては倒閣に至る可能性もあると言われるなど、政治問題化しつつある。

仮に郵政民芸化が実現した場合の懸念として、民芸品の在庫不良が発生した場合の損失補てんは誰が行うのかという点が指摘されている。
そうした場合、結局は公的資金が導入されるのでは、といった見方も強く、国民からの不信感も根強い。
また、郵便貯金が金融破綻に陥った場合に、現金の代わりとして民芸品が現物支給される危険性も指摘されている。


民芸化の具体策
郵政民芸化の具体的な施策については、以下の案が検討されている。
・全国郵便局における民芸品の直販
・郵便貯金の利子の代替品として、民芸品を現物支給
・ゆうパックを用いた、民芸品の全国発送
・ポスト・はがき・切手等に地元の民芸品を使用

反対派の主張
いわゆる郵政族を初めとする、郵政民芸化法案反対派の主張は、以下のように集約できる。
・民芸品の需要に対する疑問
・あえて郵政と結びつける意味はどこにあるのか(地方交付金ではいけないのか)
・利子の法的意味から見ても、民芸品は不適格


at 21:30|PermalinkHorapedia 

2005年06月27日

騒音主婦 「あれは芸術」

CDラジカセを大音量で鳴らし続けたり、布団を叩くなどして、隣家の女性(64)を不眠や頭痛にさせたとして、傷害罪などに問われた奈良県平群町の主婦河原美代子被告(58)の初公判が27日、奈良地裁(奥田哲也裁判長)で開かれた。
河原被告は音楽を流したことは認めたが「私のわがままの音ではなく、芸術」「芸術を前提とした、自己表現の音」と述べた。、
弁護側は「表現の自由は憲法上保障されている」として無罪を主張する方針。

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(写真=被害者が撮影した河原被告)

被害者が撮影したビデオが証拠採用され、河原被告が音楽を流しながら窓辺で布団をたたき、大声で話す姿が法廷で映された。
放映開始から1分も経たないうちに、奥田裁判長が「もういい、もういいからやめてください」と放映中止を命令したが、あまりの騒音に法廷係官が命令を聞き取れないと言う場面も見られた。
この日、法廷には約80人の傍聴人が詰め掛けたが、ビデオ放映直後に、6人が吐き気や頭痛などの症状を訴え、近くの病院に搬送されたという。
河原被告ただ一人だけが、ビデオの音楽に合わせて、隣に座った弁護人の頭を叩き続けるという光景も見られた。
弁護人に怪我は無かったが、軽い脳震盪と診断された。

河原被告の弁護人は「芸術は時に理解されないもの。法廷での実演も想定している」と述べ、あくまでも「騒音ではなく芸術」との主張を貫く構えだ。
また、「既にインターネット上ではPV(プロモーション・ビデオ)も製作されるなど、芸術としての高い評価を確立している」とも述べ、場合によってはこのPVを証拠資料として法廷に提出することも検討していることを明らかにした。
一方の検察側は、「騒音を撮影したビデオは貴重な証拠だが、これ以上の放映は裁判に支障をきたす恐れがある」として、今後は静止画像に切り替えて立証していく方針。
ビデオ映像による被害の拡大を食い止めたい狙いがあると見られる。

(書売新聞/燕)


at 21:21|Permalinkでたらめニュース 

2005年06月25日

本日の本棚 頭がいい人、悪い人の見分け方 樋口裕一

昨年7月の発売以来、常に売り上げランキングの上位に食い込んでいるこの本。
読者たちは、その内容のあまりのシンプルさと過激さに、不思議な魅力を感じているようだ。
その魅力とは、一体何なのか。

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この「頭がいい人、悪い人の見分け方」はたった1ページしかない異例の本である。
しかも、その1ページすらほとんど空白で占められている。
こうした出版スタイルは出版史上、まれに見るものであるという。
このような、シンプルと言えばあまりにもシンプルすぎる本が、なぜこれほど話題を呼んでいるのか。

筆者である樋口裕一は、本書の最大目的である「頭のいい人、悪い人の見分け方」の方法論を、わずか一行の文章に集約している。
その集約があまりにも正鵠を得ており、読者を激しく震撼させ、圧倒的な説得力の下にねじ伏せるのである。
すなわち、表紙をめくればそこにはたった一行、こう書かれているのである。

「こういう本を読む奴は、たいてい頭が悪い。残念」

そこに在るのは、一見悪意に満ちた読者への突き放しである。
我々読者が持っていた「頭の良し悪しを見分けたい」というささやかな望みを、容赦なく突き崩す一撃である。
しかし、これは限りない優しさに満ちた一言でもあるのだ。
これからはこの手の本に騙されてはいけないよ、という筆者独特のエールなのである。
そうした筆者の優しさに触れ、我々読者は新しい希望を見出す。
頭が悪かった自分からの、希望に満ちた脱却である。この本は、そうした希望を我々に示唆してくれるのだ。
こうして、己の頭の悪さを自覚した読者は、それを忘れないためにこの本を持ち歩くのだと言う。

後書きには「ちなみに私は頭がいい」と書かれているのも筆者一流のユーモアが溢れており、微笑ましい。
「知のマニュアル」を人々が盲目的に求める今の時代、こうした本の存在は貴重である。
本当の頭のよさとは、マニュアルから得られるものではない。
知とは経験に即したものであるべきで、頭に詰め込めばそれで良いというものではないのである。
この「頭がいい人、悪い人の見分け方」はまさに、知的マニュアル全盛時代への、高らかな警鐘であると言えよう。


at 15:28|Permalinkでたらめ書評 

2005年06月24日

電化男 -Horapedia

電化男
出典: フリー百科事典『ホラペディア(Horapedia)』

電化男(でんかおとこ)とは、インターネットの掲示板サイト5ちゃんねるに書き込まれた、実話に基づく(とされる)サスペンス・ホラーである。
この名称は、投稿した人物のハンドルネームに由来する。

エピソードの概要
2004年3月14日、5ちゃんねるの独身男性板に書き込まれた「かでんうるとこ たのむ」という助けを求める書き込みが発端である。
彼は電車の中で酔っ払いに絡まれた女性を助け、そのお礼に、まずシャープのワイド液晶テレビ「アクオス」が届けられたという。
男性は「電化男」という固定ハンドルで書き込み、女性を「アクオス」と呼んだ。
その後もアクオスからのプレゼント攻勢が続いたが、贈られた品物は全て電化製品であった。
電化男は、贈り物を止めようとしないアクオスを懸命に説得しようとするが、アクオスは聞く耳を持たない。
そうしている間にも、続々とプレゼントである電化製品が増殖していき、電化男の住まいである1Kルームは崩壊の危機を迎える。
このままではマンションを追い出されかねないため、電化男は5ちゃんねるの独身男性板に助けを求めたのである。
これに対して女性も含む他の参加者(スレ住人)から様々なアドバイスが寄せられ、そのうちの「ヤフオクで売ればよくね?」という提案を、電化男は実行に移す。
このプランは一見うまく行くかのように見えた。しかし、プレゼントをオークションに出品していたことがアクオスにばれてしまう。
激怒したアクオスは、電化男に出品させないように見張るという口実のもと、無理やり同棲を始めてしまう。

その間もますます増える電化製品が、次第にマンションの下の階を圧迫し始め、ついに管理人から賃貸借契約を解除され、退去を命じられるという事態に発展する。
意を決した電化男は、勇気を奮って、アクオスに「どうか出て行って欲しい」と告げる。
電化男の言葉に、アクオスは凄惨な笑みを浮かべ、「これで終わりと思わないことね」という捨て台詞を残して、電化男の下を去った。

スレ住人たちは約2か月の間「電化男」を応援し、その報告を待ちわび、2人がどうなるかと固唾を飲んで見守っていたが、5月9日、「電化男」から「うまく別れることが出来た」という書き込みがあった。
掲示板には多くの祝福のメッセージが寄せられた。

電化男は、アクオスから無事逃れることが出来たように思われた、その1ヶ月後のことだった。
電化男のマンション・実家・職場、その全てに膨大な量の電化製品が届けられたのである。
しかも、注文者の名義は「電化男」のものとなっていた。アクオスの悪夢は、未だに去っていなかったのである。

呆然と荷物の山を眺める電化男に、一通の電報が届けられた。
差出人は、アクオス。
そこにはたった一行、こう書かれていた。

「溢れ出る愛を込めて アクオス」

電化男の助けを求める書き込みは、その後も暫く続いていた。
しかし、2004年6月19日「くる電化製品がまたくるくるくるクルクルアクオスがくるアクオスがdsヴぉ;あふじこ;」という書き込みを最後に、彼は姿を消した。
電化男がどうなったのか、知る者は誰もいない。

書籍化
単行本『電化男』は、2004年10月22日に角川ホラー文庫から発売された。
この書籍は、3月14日から6月19日までの電子掲示板の書き込みの様子を掲載している。
執筆は現代ホラー小説の大家、貴志祐介が担当し、101万500部を売り上げた。

映画 『電化男』
2005年7月19日より、東宝系で上映。監督:中田秀夫。主題歌はビッグカメラの『ビッグカメラサウンドロゴ』。
アクオスが主にビッグカメラを利用していたことにちなむ。

キャスト
電化男:佐野史郎
アクオス:戸田恵子
酔っ払い:津川雅彦

批判
一般的には「またーりとした匿名掲示板には珍しい、心凍るエピソード」と捉えられている『電化男』の物語であるが、発祥の地である5ちゃんねるの独身男性板では以下のような厳しい批判があり、事実かそうでないかの議論が過熱している。

創作説
5ちゃんねるの該当板のスレでは早くから「電化男」に対する以下のような疑問が挙げられていた。

・アクオスの液晶テレビ20万円以上はする商品であり、そのような高価なプレゼントをいきなり贈ったことは不自然ではないか
・「アクオス」の人物像が、まるでホラー小説のキャラクターのような、現実には居そうにないタイプに見える
・電化製品の写真のアップがない

これらから「電化男」の書き込みは実話ではなくフィクションではないかという説も根強く主張されてきた。

電化男陰謀説

単行本刊行後の漫画化、映画化なども、急展開で進められている。
映画化はクランクインからロードショーまで2か月というスピードであり、漫画化は5誌並行掲載と、単なるブームとしては勢いが強すぎる展開である。
そのためか、ビッグカメラのイメージを下げたいヨドバシカメラが仕掛けたのではなどといったブームを煽っている仕掛け人がいるのではないか、という見方もある。


at 19:59|PermalinkHorapedia 

2005年06月23日

これで決めるっ!ミュージカル・バトン・ストライクッ!

こんばんは、燕です。空前絶後の17歳です。
ミュージカルバトンが回ってこないので、そろそろ閉鎖を考えておりましたが、優しいバーチャルネット大本営・みずほ14歳さんが回してくださいました。
お陰で燕もサイトを閉鎖しなくて済みそうです。ありがたいことです。

というわけで答えてみました。

★Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

燕自身がコンピュータに入っております。

★Song playing right now (今聞いている曲)

嘘つきのバラード THEイナズマ戦隊

優しい嘘だってある。必要な嘘だってある。
そんな大切なことに気づかせてくれる、嘘つきのためのバラード。

★The last CD I bought (最後に買ったCD)

嘘でもいいの 湯原昌幸

嘘でもいい。燕の存在を容認してくれる優しさに満ちた曲です。
嘘でもいい、嘘をついてもいいのっ…!

★Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

嘘つきダイヤモンド 井上陽水

そう、燕は嘘つきだけどさりげなく光るダイヤモンドみたいなもんなんですよ。
嘘つきであることを恐れていた燕に、大きな自信をくれた。そんな曲です。
嘘はみんなダイアモンド、燕もきっとダイアモンド。

星になった嘘 山下久美子

燕もいつか星になりたいです。そんな希望をくれる歌です。
屑でも構わないわ いつか星になれるなら
輝いてる?ねえ 私輝いてる?
(ネタ分かる人は居るのかな…)

土曜日の嘘 森山直太朗

明日が日曜だと思うとついつい嬉しくて、大きな嘘を付きますね。
そんな気持ちを歌い上げた切ない曲です。

最後の嘘 松任谷由美

燕が最後の嘘をつく日。それは燕が消える日。
いつか来る終わりに向けて、どんな嘘を付けばいいのか。
そんな大切なことを考えさせてくれる曲です。

どんなにうまい嘘だって 高島礼子

どんなにうまい嘘だって、いつかは綻びを見せてしまう…。
儚い運命を背負った嘘に涙する。そんな哀しさに満ちた曲です。

★Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)

折角なので世界の大物に挑みたいと思います。

小泉 純一郎氏

George Walker Bush氏

Anthony Charles Lynton "Tony" Blair氏

Jacques Rene Chirac氏

Gerhard Fritz Kurt Schroder氏

答えてくれるといいですね!!!


at 20:43|Permalinkでたらめな独り言 

2005年06月22日

Musical Battonが回ってこない サイト閉鎖続出

最近、音楽に関するいくつかの質問が「バットン」として回ってきたら、自分のブログ上でこれらの質問に答え、次の5人を選びその人にバトンを渡す、という「Musical Batton」が大流行している。
1人が5人に渡すと言う形式であるため、2週間で全人類へとバットンが回る計算になる。
にもかかわらず、自分のサイトの所へ一向にMusical Battonが回ってこないことを気に病んで、サイトを閉鎖する例が相次いでいるという。

サイトの閉鎖に踏み切ったという会社員のAさん(26)は「相互リンク先が回してくれるんじゃないかと期待して、一日に何度もチェックに行ったりしました。でも、誰も回してくれなかった」
Aさんは、自分に人望が無いのかと悩み、激しいストレスから腹痛や嘔吐感に悩まされ、思い切ってサイトを閉鎖することに決めた。
「きっと何かを間違えてしまった。だからバットンが回ってこなかったのでしょう」そう語るAさんは、どこか寂しげに見えた。
今後、Aさんは全く新しいハンドルネームで、新しいブログを作るという。
「今度こそ、バットンが回してもらえるようなサイトを作るつもりです」
バットンが回ってくるその日まで、Aさんの孤独感が消えることは無いだろう。

また、幸いにもバットンが回ってきたサイトにも、思わぬ悩みがあるようだ。
いわゆる六本木系人気ブログを運営するOLのBさん(24)は、選曲に大いに悩まされた。
「私、普段はお洒落なことばかりブログに書いているんですけど、音楽の趣味は民謡なんです」
しかし、Bさんに本当のことを書くことはできなかった。
ブログ上の「お洒落なOL」という自分のイメージを壊すことが怖いのだという。
常連客らがつけるコメントも「Bさんは凄く素敵な音楽を聴いてそう」「お洒落なBさんは、きっと音楽のセンスもいいんでしょうね」などといったもので、Bさんはますます後に引けなくなった。
仕方が無いので、Bさんはタワーレコードのレビューやアマゾン・ドットコムのレビューを参考に、聴いたこともない洋楽などを連ねた架空リストを作り上げた。
「でもこれは、本当の私じゃないんですよね」とBさんは複雑な表情を見せる。
インターネットという、誰もが自分を「作り出す」ことのできる空間では、いつの間にか虚像が作られてゆく。
「虚像が虚像を生み、イメージだけが加速していく怖さを実感しました」
そう語ったBさんは、架空のリストを見つめると、ため息をついた。

(IPMedia/燕)


関連記事一覧
・はてなダイアリー - Musical Batonとは
・悪魔のゲーム(もなQらいとさん)
・ミュージカルバトンという恐怖(9bit confusionさん)

あの、念のため書いておきますと、この記事は嘘ですからね?
時々本気にしていた方も居たようなので…。


at 01:09|Permalinkでたらめニュース 

2005年06月20日

環境考えサーバーダウン 全国2万2500カ所で

夏至までの夜、ネットワークのサーバーをダウンさせて、エネルギーや引き篭もり問題について考えよう?。
環境省と非政府組織(NGO)「ネットを憂う会」の呼び掛けで、さくらインターネット・Xrea・infoseelwebなど各地のサーバーが19日夜、一斉にダウンした。
実施対象はインターネット・サービス・プロバイダーや各企業内のイントラネットを含む全国約2万2500カ所のサーバー。
インターネット接続に使用されるネットワークサーバーは、基本的に24時間フル稼働であるため、膨大な電力を消費する。
これを一時的にダウンさせることで、大幅な省電力を図る。
また、人々の間で、インターネットへの依存度が極度に高まっているとされる今、こうした「ネット中毒」を断ち切りたい狙いもある。

午前0時のカウントダウンと共に、一斉にサーバーがダウンし、これに伴って各地では混乱も発生した。
@Niftyなどのプロバイダーや、Webサービスを実施しているXreaなどの企業には、電話等で「繋がらない」と苦情が多数寄せられた。
担当者が「環境保護のためにサーバーをダウンさせている」と説明しても、殆どの客が納得せず、強い不満を示したという。
埼玉県に住む会社員の男性(22)は「ネットが無いと生きていけない。僕には他に何も無いんだから」と嘆いていた。

一方、ネットを憂う会の根尾仁人会長は「現代人がいかにネットに依存しているか実感してもらえたと思う」と満足げな様子。
苦情が多数寄せられている件に関しては、「ネットが繋がらなければ、他のことをすればいいじゃない」と提案した。
この夏、たまにはインターネット以外の娯楽に目を向けてみるのもいいかもしれない。

(京同通信/燕)


関連記事:Yahoo!ニュース - 共同通信 - 環境考えライトダウン 全国2万2500カ所で

at 17:12|Permalinkでたらめニュース 

2005年06月19日

本日の本棚 関東を出よ(上) [著]村上竜

関東を出よ(上) [著]村上竜

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これまで関東圏から一歩も出たことの無い老夫婦が、80歳を迎えた記念に、人生で初めて関東脱出に挑む。

意味不明、というもおろかなこの物語を、リアルで緊迫したサスペンス小説に仕立てあげたのは、村上竜の卓越した調査力と妄想力である。
非凡過ぎるイマジネーションを、細密な世界認識が何とかと支えている。

今年で80歳を迎える老夫婦、高橋良雄・貞子は、今まで関東圏を一歩も出たことが無い。
しかし、良雄は、80歳の誕生日の朝、貞子に関東圏を出るという決心を告げる。
二の足を踏む貞子の説得シーンに300ページもの分量を割いているというから驚きだが、決して飽きさせないのは村上の技巧が優れているからだろう。

良雄は経済学・哲学・法学等、あらゆる理論を用いてようやく貞子の説得に成功する。
説得を始めてから、既に二年の月日が経とうとしていた。良雄はようやく関東を出られる、と喜ぶが、そうは問屋が卸さない。
今度は何を着ていくかで、再び貞子との押し問答が勃発してしまう。
人生最後の晴れ姿だから、とラメ入りのフリルワンピースを着込もうとする貞子を、良雄が懸命に宥めるシーンはまさに圧巻だ。
良雄がいかなる手法を用いて説得に成功したか、それは是非本編で確かめていただきたい。

何とか着ていく服も決まり、いよいよ出発に向けて準備に入る二人。
しかし、そこに突然一本の電話が入る。妻の友人からであった。
電話は延々と続き、日が暮れても一向に妻は電話を切ろうとはしない。業を煮やした良雄は、電話線を切断しようとする。
させじと妻も、包丁を持ち出して応戦し、舞台は一転、夫婦間のバトルシーンへと突入する。

女だからと舐めてかかった良雄は、思わぬ苦汁を舐めることとなる。
怒涛の勢いで紡がれる文章からは、ぶつかり合う包丁の音や、老夫婦が咳き込む音が聞こえてきそうである。
死力を尽くして戦う二人は、やがて己が全てを賭けて、互いに渾身の一撃を放つ。
まさに、新時代の夫婦のあり方を予感させるような、そんなワンシーンである。
良雄の放った「第八聖刃改 大車輪」と、貞子の放った「アポカリプス・ダキトゥス」が真っ向から激突し、周囲一体は凄まじい衝撃に襲われた。
立ち込める白煙の中、たたずむ夫と妻。本書における、最高のクライマックスシーンである。
徐々に晴れてゆく煙の中、やがて一人がゆっくりと崩折れる。倒れたのはどちらなのか…
という非常に先が気になるところで、上巻は終わっている。
この時点で、ストーリーの開始から既に6年が経過しようとしているが、二人はまだ関東を一歩すら出ていない。
戦いに敗れたのはどちらか、二人は関東を出ることが出来るのか。全ては下巻で明かされることになる。

2890ページにも及ぶこの超大作は、バトル小説としても見事な完成を見せている。
流れるような良雄の剣捌きや、風の如き貞子の魔法詠唱の緻密な描写にはただただ驚かされるばかりである。
また、これからの時代の夫婦の在りかたを啓示すると共に、既存の夫婦社会への疑問を投げかける。
夫・もしくは妻との関係に疑問を持っている人には、是非読んでいただきたい作品である。
特別付録として、メモ帳150ページと、1年分のスケジュール表、更には関東圏全路線図が付いているのも嬉しい。

―――君は、関東を出ることができるか。


at 21:55|Permalinkでたらめ書評 

2005年06月18日

ドーナツ論争 - Horapedia

ドーナツ論争
出典: フェイク百科事典『ホラペディア(Horapedia)』

ドーナツ論争(どーなつろんそう)は、1990年代に行われた論争。
カレル・シュミットによって問題提起された。


1992年、ドイツの哲学者カレル・シュミットが、論文「ドーナツの空間学的認識における存在論」中において、「穴の開いていないドーナツは、ドーナツと呼ぶべきではない」と主張したことに端を発する論争である。
カレルは「ドーナツの存在の本質は、その中央部の空間と密接不可分であり、これを持たないドーナツは単なる洋菓子でこそあれ、ドーナツの範疇に含まれない」とし、純粋存在としてのドーナツを再定義した。

カレルの主張に対し、フランスの経済学者ゾレール・ミラが、論文「ドーナツの穴の存在認識の不可能性」中で「ドーナツの穴は単なる空間として見るべきであり、これはドーナツの本質に影響を与えない」と反論し、いわゆるドーナツ論争が勃発した。
この論争は、やがてドイツ・フランス両国の哲学界全体を巻き込む大論争へと発展し、近代哲学史上有数の規模の論争となった。
論争の後半では、ミスタードーナツ社も参戦し、商業的色合いが濃くなるという特徴も見られる。

ゾレールの主張に対し、カレルら(後に純粋ドーナツ学派と呼ばれる)は「ドーナツの穴は、ドーナツを食べた瞬間に消失する。ゆえに、この穴はドーナツに特有の空間であって、単なる空間とは違う」と再反論した。
ゾレールによれば、ドーナツの穴は、ドーナツの存在と完全に同調した、ある種の特殊空間なのである。
ドーナツが存在し続ける限り、穴はそこにある。しかし、食べてしまった瞬間、ドーナツの穴は消失する。
ゾレールは、この消失にこそ、ドーナツの穴の特質と、ドーナツそのものの本質を見出すのである。

他方、カレルらいわゆる現実ドーナツ学派の主張はこうである。
存在としてのドーナツは、あくまでも「物質的」部分に限られる。すなわち、食べることの出来る部分だけがドーナツである。
従って、食べることの出来ない「穴」は、ドーナツとは完全に無関係であり、考慮するに値しないことになる。
現実のドーナツとは、食べられなければ意味が無いのであり、これが「現実ドーナツ学派」と呼ばれる所以である。

論争は、当初純粋ドーナツ学派と現実ドーナツ学派の全面対決という形態を取っていた。
しかし、後に両派に属さない新学説も続々と登場し、論争は混乱を極めた。

新説の中で、特に有力とされているのが「主体的ドーナツ学派」である。
これは、フランスの法学者ミッテラン・アデールが論文「曖昧なドーナツとフランスの私」の中で提唱したものである。
ミッテランによると、ある菓子がドーナツであるかそうでないかは、個人の主観に極めて依存する。
ドーナツの客観的定義付けは、事実上不可能であり、個人による定義にゆだねるべきだ、と主張するのである。
この説は一般大衆からの強い支持を受けたが、純粋・現実ドーナツ学派からは「日和見主義的である」と痛烈な批判を浴びた。

現在、ドーナツ論争は下火となっているが、完全に終結したわけではなく、今も学説の対立は継続している。
わが国では、京都大学の木賀峰良雄教授が、「美味なるドーナツこそドーナツである」と主張し、味覚ドーナツ学派と呼ばれている。
しかし、この味覚ドーナツ学派を支持する学者は少なく、哲学界では異端説に属すると言って良いであろう。

ドーナツ論争は、迷走するポストモダン社会における理論の加速と暴走を象徴した出来事であると言えよう。
ドーナツに関するグランド・セオリーの不存在が、こうした混沌とした論争を招いたとも言われているが、人々がこれまでドーナツという菓子の特異性に盲目であったという事実があることを忘れてはならないだろう。


at 15:06|PermalinkHorapedia 
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