2005年03月
2005年03月07日
世界は嘘で出来ている。
どーも、燕です。何とか17歳です。
今日も嘘ニュースを書こうと思ったんですが、昨日のお酒が残ってて頭がぼんやりなんです。
やっぱりアレですね、ウォッカをストレートで飲むのはツライですね。
燕は17歳ですケド、VNIに法律は適用されないので(バーチャルネットアイドルの法律上の扱いに関する法律第28条3項参照してくださいネ)飲酒しまくりんぐです。イエー。
ま、そんなこんなで世の中に流布している嘘ニュースを幾つかご紹介したいと思います。
カニも怒った? かに道楽のカニ、げんこつ握る(虚構新聞社さん)
カニのおいしい季節ですねー。まー燕は飽きるほど食べたのでもう要りませんケド。
毎日三食カニカニカニだとそりゃもー飽きますって。
にしてもカニの手でどうやってグーを出すのかがミステリアス☆ってカンジ。
カニのアイデンティティはどうなるんでしょうネ。
きっとかに道楽の看板を壊す輩はビンボーで蟹も食えない可哀相な人ですー。
そんな人たちは桜海老でも食べて落ち着いて欲しいと思います。安いし。
3人に1人は自称”ダイエット上級者”(ほほえ味屋さん)
燕は電子の妖精だから体重なんてないのです。なのでダイエットとも無縁です。
永遠にスリムなのです。イエー。
ま、生身の女性はいろいろ大変ですのネー。ダイエットもお金かかりますしネー。
太るのが嫌ならバーチャルネットアイドルになればいいのに。
ウラン濃縮「再開したかも」 イラン表明(偽嘘新聞さん)
濃縮ウランの写真つきのニュースです。
燕は生まれて初めて濃縮ウランなんてモノを見たのですケド、結構可愛らしいカンジでしたよ。
最近はいろいろ"萌える"とか言ってます。濃縮ウランもその例外ではないよーです。
小泉首相を「有害指定」…国の元首対象は世界初(テクトイックス・タブロイドさん)
まー、前々から燕も危ないなぁとは思っていたんですケド。
これも地方分権の流れが強まっている以上、仕方のないことだと思います。
中央集権では日本はもうやってけません。これからは地方主体でないとー。
この度の有害指定は、多くの地方自治体に勇気を与えることでしょう。
生産者の愚痴が聞ける野菜、社会実験開始(Dの嘘さん)
やっぱりアレですよね、作る人の苦労も解ってあげないと。
もう野菜だけじゃなくてあらゆる製品に導入するべきだと思いますー。
あと、ホームページやブログに導入してもいいかもしれませんね。
あ、燕はとてもいい性格をしているので愚痴なんて言いませんー。
ホントですよ?
戦いは悪との教育がミュータント増加を助長 中山文科相語る(笛育新聞社さん)
最近ミュータントによる事件が続発しておりますものねぇ。
でもまー、何が悪で何が正義かってのはムズカシイ問題ですよ。
あ、こういう倫理の相対化こそがミュータントを生み出すのかなぁ。
でもミュータントが減少したら、正義のヒーローの仕事を奪うことになるんですよ。
相当な数に上るといわれる正義のヒーローの失業対策は進んでいるんですかー?
その辺きちっとしてからミュータント対策をすべきだと燕は思うですよ。
そんなこんなで世の中には今日も楽しい嘘ニュースがあふれてますよぅ。
いじょー燕17歳でしたー。
今日も嘘ニュースを書こうと思ったんですが、昨日のお酒が残ってて頭がぼんやりなんです。
やっぱりアレですね、ウォッカをストレートで飲むのはツライですね。
燕は17歳ですケド、VNIに法律は適用されないので(バーチャルネットアイドルの法律上の扱いに関する法律第28条3項参照してくださいネ)飲酒しまくりんぐです。イエー。
ま、そんなこんなで世の中に流布している嘘ニュースを幾つかご紹介したいと思います。
カニも怒った? かに道楽のカニ、げんこつ握る(虚構新聞社さん)
カニのおいしい季節ですねー。まー燕は飽きるほど食べたのでもう要りませんケド。
毎日三食カニカニカニだとそりゃもー飽きますって。
にしてもカニの手でどうやってグーを出すのかがミステリアス☆ってカンジ。
カニのアイデンティティはどうなるんでしょうネ。
きっとかに道楽の看板を壊す輩はビンボーで蟹も食えない可哀相な人ですー。
そんな人たちは桜海老でも食べて落ち着いて欲しいと思います。安いし。
3人に1人は自称”ダイエット上級者”(ほほえ味屋さん)
燕は電子の妖精だから体重なんてないのです。なのでダイエットとも無縁です。
永遠にスリムなのです。イエー。
ま、生身の女性はいろいろ大変ですのネー。ダイエットもお金かかりますしネー。
太るのが嫌ならバーチャルネットアイドルになればいいのに。
ウラン濃縮「再開したかも」 イラン表明(偽嘘新聞さん)
濃縮ウランの写真つきのニュースです。
燕は生まれて初めて濃縮ウランなんてモノを見たのですケド、結構可愛らしいカンジでしたよ。
最近はいろいろ"萌える"とか言ってます。濃縮ウランもその例外ではないよーです。
小泉首相を「有害指定」…国の元首対象は世界初(テクトイックス・タブロイドさん)
まー、前々から燕も危ないなぁとは思っていたんですケド。
これも地方分権の流れが強まっている以上、仕方のないことだと思います。
中央集権では日本はもうやってけません。これからは地方主体でないとー。
この度の有害指定は、多くの地方自治体に勇気を与えることでしょう。
生産者の愚痴が聞ける野菜、社会実験開始(Dの嘘さん)
やっぱりアレですよね、作る人の苦労も解ってあげないと。
もう野菜だけじゃなくてあらゆる製品に導入するべきだと思いますー。
あと、ホームページやブログに導入してもいいかもしれませんね。
あ、燕はとてもいい性格をしているので愚痴なんて言いませんー。
ホントですよ?
戦いは悪との教育がミュータント増加を助長 中山文科相語る(笛育新聞社さん)
最近ミュータントによる事件が続発しておりますものねぇ。
でもまー、何が悪で何が正義かってのはムズカシイ問題ですよ。
あ、こういう倫理の相対化こそがミュータントを生み出すのかなぁ。
でもミュータントが減少したら、正義のヒーローの仕事を奪うことになるんですよ。
相当な数に上るといわれる正義のヒーローの失業対策は進んでいるんですかー?
その辺きちっとしてからミュータント対策をすべきだと燕は思うですよ。
そんなこんなで世の中には今日も楽しい嘘ニュースがあふれてますよぅ。
いじょー燕17歳でしたー。
2005年03月06日
人気お笑いタレント騙る 男を逮捕
人気お笑いタレント「パペッツ・マペッツ」を騙り、女性から2万円をだまし取ったとして、警視庁東池袋署は5日、詐欺の疑いで千葉県三東市、無職牛山俊夫容疑者(57)を逮捕した。
調べでは、牛山容疑者は2005年2月、近所に住む千葉県柏市の無職女性(55)に「自分は今人気のパペッツマペッツだ。」と名乗り「芸で使う縫いぐるみを買い換えたいので、資金を貸してくれ。3月末には2万2千円にして返す」などと持ちかけ、2万円をだまし取った疑い。
牛山容疑者は普段から覆面をしており、本物のパペッツマペッツが使用している縫いぐるみと酷似したものを常に持ち歩いていた。
逮捕時には頑強な抵抗を見せ、「連行される際も縫いぐるみを手放さなかった」(警察関係者)。
連行される牛山容疑者
警官が事情聴取を行おうとすると、必ず縫いぐるみを動かして返答し、当初は「全てこの二人がやった。自分は無関係。」などと、縫いぐるみのせいにしていたという。
痺れを切らした警察官が「やったのは中の人だろう!」と一喝すると、途端におとなしくなり「遊ぶ金と新しい縫いぐるみを買う金がほしかった」と供述しはじめたといい、警視庁では余罪を追及している。
警視庁及び芸能プロデュース各社は「タレントが金の無心をすることはそれほどない」と注意を呼びかけ、こうした詐欺の再発を防いでいく方針。
(昼刊フジ/燕)
調べでは、牛山容疑者は2005年2月、近所に住む千葉県柏市の無職女性(55)に「自分は今人気のパペッツマペッツだ。」と名乗り「芸で使う縫いぐるみを買い換えたいので、資金を貸してくれ。3月末には2万2千円にして返す」などと持ちかけ、2万円をだまし取った疑い。
牛山容疑者は普段から覆面をしており、本物のパペッツマペッツが使用している縫いぐるみと酷似したものを常に持ち歩いていた。
逮捕時には頑強な抵抗を見せ、「連行される際も縫いぐるみを手放さなかった」(警察関係者)。
連行される牛山容疑者
警官が事情聴取を行おうとすると、必ず縫いぐるみを動かして返答し、当初は「全てこの二人がやった。自分は無関係。」などと、縫いぐるみのせいにしていたという。
痺れを切らした警察官が「やったのは中の人だろう!」と一喝すると、途端におとなしくなり「遊ぶ金と新しい縫いぐるみを買う金がほしかった」と供述しはじめたといい、警視庁では余罪を追及している。
警視庁及び芸能プロデュース各社は「タレントが金の無心をすることはそれほどない」と注意を呼びかけ、こうした詐欺の再発を防いでいく方針。
(昼刊フジ/燕)
2005年03月05日
完全嘘ニュースマニュアル2
ご機嫌いかがですか?燕です。今日も17歳です。皆様の心の隙間を御広げいたします。
さて、VNIとして生きる道を模索する日々が続いています。
ぶっちゃけ、VNIじゃなくても良くね?という疑問を抱いたら負けかなと思っています。
先日書いた「 北朝鮮軍に活発な動き また新兵器 」という記事が、複数のニュースサイトで取り上げられた模様です。
リンクして下さったサイト様、どうも有り難うございます。
これが噂のアクセス爆撃!こ、個人ニュースサイトは化け物かッ!
今日は、先日書きそびれた画像を使わない嘘ニュースについて考えてみたいと思います。
画像を使わない嘘ニュースも、いくつかのパターンに分類することができます。
今日のテーマは「時事ネタ」を用いるパターン。
世の中には、"嘘ではない"ニュースが毎日毎日報道されています。
特にネットが普及し、更に個人ニュースサイト網が整備された今、情報の共有速度は恐るべきものがあるわけです。
しかし、あらゆるニュースが、常に人々の関心を惹くわけではない。
数あるニュースの中でも、必ず"関心を集めるニュース"と"関心が集まらないニュース"が出てきます。
燕を初めとして、嘘ニュースサイターが狙うのは、もちろん注目度の高いニュースです。
例えば、2005年3月5日現在では、「ホリエモン」「あびる優」「堤会長」といったキーワードです。
こうしたキーワードに対する世間の注目は、一時的であれ、極めて高い。
それだけ多くの人々の中に、共通認識が生まれているわけです。
例えばそれは、「あびる優が窃盗をした」「ライブドアがニッポン放送を買収しようとしている」という知識です。
さて、嘘ニュースの本質はギャップにある、と先回書きました。
ギャップを産み出すには、人々が持つ普遍的な認識をベースにする必要があります。
誰もが「AはBである」という知識を共有している、というベースが大事なのです。
そこに、嘘ニュースとして「Aはεである」というテクストをぶつけるのです。
このテクストがインパクトを持ちうるとしたら、それは人々の中の「AはBである」という普遍的認識を打ち破るからです。
ゆえに、「AはBである」という認識(知識)が無い人にとっては、「Aはεである」と言われても、ギャップが生じないはず。
ここで一例を見てみましょう。
番組で殺人告白したアイドルを逮捕(虚構新聞社さん)
窃盗団メンバーあびる優 殺人まで犯していた(テクトイックス・タブロイドさん)
「会社潰したことがある」元女性タレントが番組で告白(ほほえ味屋さん)
いずれ劣らぬ素晴らしい嘘ニュースですが、すべて共通構造を持つのは一目瞭然かと思います。
虚構新聞社さんのニュースを例に考えてみましょう。
人々の認識の中では「A(あびる優)が、B(窃盗行為)をした」という"ベース"があります。
ところがこの嘘ニュースにおいては、そのベースが「A(女性タレント=何をかいわんや)がε(殺人行為)をした」という構造に置き換わっています。
"窃盗行為"から"殺人行為"への飛躍に、ギャップが存在しています。そのギャップこそが、この嘘ニュースの魅力ではないでしょうか。
さて、これらの嘘ニュースを面白い、と感じるためには、その前提として、一定の知識が要求されます。
つまり、「あびる優というタレントが、TV番組で窃盗行為を告白した」という知識です。
これが無ければ、ギャップを産み出すためのベースそのものが無いことになるからです。
このタイプの嘘ニュースの魅力は、何よりも"時流"に乗れる、という点にあると思います。
世間の話題になっているニュースは、必然ネットに接続する人々の関心も集めているはず。
検索エンジンや、ブログサーチなどでも、「あびる優」や「ホリエモン」というワードを入れる人は多いはず。
検索結果一覧は星の数ほど表示されますが、その全てを閲覧する人間は中々居ないはずです。
時間的な制約などから、目を惹くようなものだけ、選択的に閲覧するのではないでしょうか。
そうした場合、嘘ニュースが持つ突飛さは、閲覧者の目を惹く可能性が高いのではないかと考えられます。
事実、燕のトコロも、検索エンジンからの訪問者はそれなりに多いです。
また、検索エンジンでの呼び込みよりも絶大な効果があるのが、"個人ニュースサイト"の関心を集めることです。
インターネット上のトレンドは、ニュースサイトによって形成されるといっても過言ではない気がします。
個人ニュースサイトは相互リンク、相互ネタ元システムによって複雑なネットワークを形成しています。
注目すべきは、そのネットワークの緻密性の高さであり、そこにおいてニュースサイトのアクセス数はあまり関係ありません。
話がそれました。さて、ニュースサイターは"時事ネタ"と"笑えるネタ"を好む傾向があるように思えます。
なぜなら、これらのネタは、特に思考を必要としなくても理解しやすかったり、単純に笑いやすかったりするからではないでしょうか。
「時事ネタ」に関しては、ネット云々の話ではなく、単純に人々の関心が高い可能性があるから。
「笑えるネタ」に関しては、まぁ、人の性と言いましょうか。
暗いニュースよりは、笑えるニュースの方を見たいと思うのが人情かと。
真面目なテキストや専門的な話題を取り上げるニュースサイトももちろんあります。
が、そうしたトピックは、読む側にもそれなりの労力を要求します。
Web上で長文を読むのは大変ですし、娯楽であるネットサーフィン中に、真面目な文章を読む気がしないという人も多いでしょう。
したがって、あまり時間の無い閲覧者たちや、娯楽を求める人々は、手っ取り早く楽しめるネタを好むのではないかと考えられます。
そうした閲覧者を多数抱えるニュースサイトは、必然"即効性"のあるネタを多めに集める場合が多いのではないでしょうか。
さて、時事的嘘ニュースは、個人ニュースサイターの求めるネタと適合する部分があると思います。
先も述べたように、「笑える」という要素と「時流に乗っている」という要素を併せ持っているからです。
もっとも、同時に「テキストである」という要素も持っています。
ゆえに、「笑える」かつ「時流に乗っている」という条件を満たす「画像」ほどのセンセーションを期待することは難しい感じです。
それはさておき、個人ニュースサイトというネットワークで、うまく"流通"した記事は、次々と子ニュース、孫ニュースに補足されます。
ニュースサイトは多くの閲覧者を抱えていますから、嘘ニュースも閲覧される機会が増大します。
燕はアクセス至上主義ではありませんケド、多くの人に見てもらえればそれは嬉しいことです。
そして、時事的嘘ニュースは、上記の理由から、多くの人に見てもらえる可能性が高いと思います。
もちろん、このタイプの嘘ニュースにも難点が無いわけではありません。
前述したように、読み手に一定の知識(バックグラウンド)を要求する点です。
"知識"が無ければ、嘘ニュースを1から10まで読んでも理解できません。
その意味では、読み手を選んでしまう、という可能性があります。
嘘テキストそのものを、"時事ネタ"というコンテクストに組み込んでいる点から生まれてくる難点です。
あと、コレは燕だけかもしれませんが、時事ネタでおいしいと思う部分がもうひとつあります。
それは、YahooやZAKZAKといったサイトの記事を、換骨奪胎するだけでヘンテコニュースを作り上げ易い点です。
完全捏造の嘘ニュースにおいては、一からテクストを構築する必要があります。
でも、時事的嘘ニュースの場合は、本物の記事をそのままベースとして流用できる場合があるので。
新聞のような「それっぽい言い回し」を作り出す手間が省けるというメリットがあります。
さて、今日はこのぐらいで筆を置きたいと思いますー。
あんまり長いテクストは、読む気が失せますよね。
もし機会があったら、時事ネタではない嘘ニュースに関して言及したいと思います。
ほら吹き娘燕17歳は、個人ニュースサイトの威力に敬服しています。
さて、VNIとして生きる道を模索する日々が続いています。
ぶっちゃけ、VNIじゃなくても良くね?という疑問を抱いたら負けかなと思っています。
先日書いた「 北朝鮮軍に活発な動き また新兵器 」という記事が、複数のニュースサイトで取り上げられた模様です。
リンクして下さったサイト様、どうも有り難うございます。
これが噂のアクセス爆撃!こ、個人ニュースサイトは化け物かッ!
今日は、先日書きそびれた画像を使わない嘘ニュースについて考えてみたいと思います。
画像を使わない嘘ニュースも、いくつかのパターンに分類することができます。
今日のテーマは「時事ネタ」を用いるパターン。
世の中には、"嘘ではない"ニュースが毎日毎日報道されています。
特にネットが普及し、更に個人ニュースサイト網が整備された今、情報の共有速度は恐るべきものがあるわけです。
しかし、あらゆるニュースが、常に人々の関心を惹くわけではない。
数あるニュースの中でも、必ず"関心を集めるニュース"と"関心が集まらないニュース"が出てきます。
燕を初めとして、嘘ニュースサイターが狙うのは、もちろん注目度の高いニュースです。
例えば、2005年3月5日現在では、「ホリエモン」「あびる優」「堤会長」といったキーワードです。
こうしたキーワードに対する世間の注目は、一時的であれ、極めて高い。
それだけ多くの人々の中に、共通認識が生まれているわけです。
例えばそれは、「あびる優が窃盗をした」「ライブドアがニッポン放送を買収しようとしている」という知識です。
さて、嘘ニュースの本質はギャップにある、と先回書きました。
ギャップを産み出すには、人々が持つ普遍的な認識をベースにする必要があります。
誰もが「AはBである」という知識を共有している、というベースが大事なのです。
そこに、嘘ニュースとして「Aはεである」というテクストをぶつけるのです。
このテクストがインパクトを持ちうるとしたら、それは人々の中の「AはBである」という普遍的認識を打ち破るからです。
ゆえに、「AはBである」という認識(知識)が無い人にとっては、「Aはεである」と言われても、ギャップが生じないはず。
ここで一例を見てみましょう。
番組で殺人告白したアイドルを逮捕(虚構新聞社さん)
窃盗団メンバーあびる優 殺人まで犯していた(テクトイックス・タブロイドさん)
「会社潰したことがある」元女性タレントが番組で告白(ほほえ味屋さん)
いずれ劣らぬ素晴らしい嘘ニュースですが、すべて共通構造を持つのは一目瞭然かと思います。
虚構新聞社さんのニュースを例に考えてみましょう。
人々の認識の中では「A(あびる優)が、B(窃盗行為)をした」という"ベース"があります。
ところがこの嘘ニュースにおいては、そのベースが「A(女性タレント=何をかいわんや)がε(殺人行為)をした」という構造に置き換わっています。
"窃盗行為"から"殺人行為"への飛躍に、ギャップが存在しています。そのギャップこそが、この嘘ニュースの魅力ではないでしょうか。
さて、これらの嘘ニュースを面白い、と感じるためには、その前提として、一定の知識が要求されます。
つまり、「あびる優というタレントが、TV番組で窃盗行為を告白した」という知識です。
これが無ければ、ギャップを産み出すためのベースそのものが無いことになるからです。
このタイプの嘘ニュースの魅力は、何よりも"時流"に乗れる、という点にあると思います。
世間の話題になっているニュースは、必然ネットに接続する人々の関心も集めているはず。
検索エンジンや、ブログサーチなどでも、「あびる優」や「ホリエモン」というワードを入れる人は多いはず。
検索結果一覧は星の数ほど表示されますが、その全てを閲覧する人間は中々居ないはずです。
時間的な制約などから、目を惹くようなものだけ、選択的に閲覧するのではないでしょうか。
そうした場合、嘘ニュースが持つ突飛さは、閲覧者の目を惹く可能性が高いのではないかと考えられます。
事実、燕のトコロも、検索エンジンからの訪問者はそれなりに多いです。
また、検索エンジンでの呼び込みよりも絶大な効果があるのが、"個人ニュースサイト"の関心を集めることです。
インターネット上のトレンドは、ニュースサイトによって形成されるといっても過言ではない気がします。
個人ニュースサイトは相互リンク、相互ネタ元システムによって複雑なネットワークを形成しています。
注目すべきは、そのネットワークの緻密性の高さであり、そこにおいてニュースサイトのアクセス数はあまり関係ありません。
話がそれました。さて、ニュースサイターは"時事ネタ"と"笑えるネタ"を好む傾向があるように思えます。
なぜなら、これらのネタは、特に思考を必要としなくても理解しやすかったり、単純に笑いやすかったりするからではないでしょうか。
「時事ネタ」に関しては、ネット云々の話ではなく、単純に人々の関心が高い可能性があるから。
「笑えるネタ」に関しては、まぁ、人の性と言いましょうか。
暗いニュースよりは、笑えるニュースの方を見たいと思うのが人情かと。
真面目なテキストや専門的な話題を取り上げるニュースサイトももちろんあります。
が、そうしたトピックは、読む側にもそれなりの労力を要求します。
Web上で長文を読むのは大変ですし、娯楽であるネットサーフィン中に、真面目な文章を読む気がしないという人も多いでしょう。
したがって、あまり時間の無い閲覧者たちや、娯楽を求める人々は、手っ取り早く楽しめるネタを好むのではないかと考えられます。
そうした閲覧者を多数抱えるニュースサイトは、必然"即効性"のあるネタを多めに集める場合が多いのではないでしょうか。
さて、時事的嘘ニュースは、個人ニュースサイターの求めるネタと適合する部分があると思います。
先も述べたように、「笑える」という要素と「時流に乗っている」という要素を併せ持っているからです。
もっとも、同時に「テキストである」という要素も持っています。
ゆえに、「笑える」かつ「時流に乗っている」という条件を満たす「画像」ほどのセンセーションを期待することは難しい感じです。
それはさておき、個人ニュースサイトというネットワークで、うまく"流通"した記事は、次々と子ニュース、孫ニュースに補足されます。
ニュースサイトは多くの閲覧者を抱えていますから、嘘ニュースも閲覧される機会が増大します。
燕はアクセス至上主義ではありませんケド、多くの人に見てもらえればそれは嬉しいことです。
そして、時事的嘘ニュースは、上記の理由から、多くの人に見てもらえる可能性が高いと思います。
もちろん、このタイプの嘘ニュースにも難点が無いわけではありません。
前述したように、読み手に一定の知識(バックグラウンド)を要求する点です。
"知識"が無ければ、嘘ニュースを1から10まで読んでも理解できません。
その意味では、読み手を選んでしまう、という可能性があります。
嘘テキストそのものを、"時事ネタ"というコンテクストに組み込んでいる点から生まれてくる難点です。
あと、コレは燕だけかもしれませんが、時事ネタでおいしいと思う部分がもうひとつあります。
それは、YahooやZAKZAKといったサイトの記事を、換骨奪胎するだけでヘンテコニュースを作り上げ易い点です。
完全捏造の嘘ニュースにおいては、一からテクストを構築する必要があります。
でも、時事的嘘ニュースの場合は、本物の記事をそのままベースとして流用できる場合があるので。
新聞のような「それっぽい言い回し」を作り出す手間が省けるというメリットがあります。
さて、今日はこのぐらいで筆を置きたいと思いますー。
あんまり長いテクストは、読む気が失せますよね。
もし機会があったら、時事ネタではない嘘ニュースに関して言及したいと思います。
ほら吹き娘燕17歳は、個人ニュースサイトの威力に敬服しています。
at 13:19|Permalink│
│でたらめではない日記
2005年03月04日
ポケモン、NASAに協力…エネルギー供給など
世界的人気キャラクターのポケットモンスター(ポケモン)が航空宇宙界で活躍――。
米航空宇宙局(NASA)は2日、任天堂、オーキド研究所などと共同で、ポケモンを宇宙開発の為の一資源として利用する計画を発表した。
ポケモンには、電気や炎、氷を意図的に産み出す能力を持つものがおり、エネルギー供給源としてはうってつけ。
例えばピカチュウやサンダーなど、電気ポケモンから電力の供給を受けることによって、70パーセントほどの電力コスト削減になるという。
また、ヒトカゲ、バシャーモなどの炎ポケモンは、ロケット燃料の代替品として利用される予定。
その他のポケモンの活用に関しても、今後研究を進めてゆくという。
国防費用の拡大によって予算を大幅に削減され、財政的に苦しい立場にあるNASAにとって、ポケモンはまさに救世主となる。
ナショナリズムの意識が強いと言われる米国で、外国製であるポケモンが採用されるのは異例のこと。
だが、米CIA(中央情報局)、NSA(国家安全保障局)などは、以前からポケモンの戦闘能力に目を付けていたとも言われており、今回のNASAの発表がポケモン利用の嚆矢となる可能性もある。
NASAとの共同会見に臨んだ大木戸博士(携帯生物学)は「ポケモンの平和利用は、人類に新しい可能性を見せてくれる。NASAもポケモンゲットじゃぞ。」と意気込みを語った。
大木戸博士と共に会見場に登場したピカチュウも、発電のデモンストレーションを行うなど、気合十分の様子。
その際、一部の無作法なマスコミが感電するなどのハプニングもあったが、残念ながら大事には至らなかった。
(大東亜日報/燕)
関連記事ポケモン、NASAに協力…幼小向けネット教材に
米航空宇宙局(NASA)は2日、任天堂、オーキド研究所などと共同で、ポケモンを宇宙開発の為の一資源として利用する計画を発表した。
ポケモンには、電気や炎、氷を意図的に産み出す能力を持つものがおり、エネルギー供給源としてはうってつけ。
例えばピカチュウやサンダーなど、電気ポケモンから電力の供給を受けることによって、70パーセントほどの電力コスト削減になるという。
また、ヒトカゲ、バシャーモなどの炎ポケモンは、ロケット燃料の代替品として利用される予定。
その他のポケモンの活用に関しても、今後研究を進めてゆくという。
国防費用の拡大によって予算を大幅に削減され、財政的に苦しい立場にあるNASAにとって、ポケモンはまさに救世主となる。
ナショナリズムの意識が強いと言われる米国で、外国製であるポケモンが採用されるのは異例のこと。
だが、米CIA(中央情報局)、NSA(国家安全保障局)などは、以前からポケモンの戦闘能力に目を付けていたとも言われており、今回のNASAの発表がポケモン利用の嚆矢となる可能性もある。
NASAとの共同会見に臨んだ大木戸博士(携帯生物学)は「ポケモンの平和利用は、人類に新しい可能性を見せてくれる。NASAもポケモンゲットじゃぞ。」と意気込みを語った。
大木戸博士と共に会見場に登場したピカチュウも、発電のデモンストレーションを行うなど、気合十分の様子。
その際、一部の無作法なマスコミが感電するなどのハプニングもあったが、残念ながら大事には至らなかった。
(大東亜日報/燕)
関連記事ポケモン、NASAに協力…幼小向けネット教材に
2005年03月03日
トラえもん 偽の結末出回る
国民的人気漫画「トラえもん」(藤仔・E・不二雄氏原作)の偽の結末が、インターネット上などに出回っている事が明らかになった。
流出元は特定されていないが、ネット上に画像を投稿できる掲示板などを通じて瞬時に広まったものと見られている。
出回った画像を見た子供達が精神にショックを受けるなど、影響はかなりのもの。中には、画像を目にして泣き出した子供も居るという。
出回っている偽の結末画像
問題となっている画像では、漫画の主人公である「野火のび犬」が、顔に白い布を掛けられており、あたかも死亡したかのような終わり方となっている。
トラえもんの最終回に関しては、過去に多くの論争を呼ぶなど、ファンの間でも極めて関心の高い問題だという。
こうしたファン心理を巧みに利用した悪意のある犯行だとして、警視庁は著作権法違反、及び不特定多数に対する精神暴行傷害の容疑で捜査を開始した。
商学館の剛田武広報部長は「ファンの心を踏みにじるもので、許せない。俺様がギタギタにしてやる。」と怒りを露にした。
版権元である商学館及び藤仔プロダクションは、出回っている結末は本編には無関係であるとして、注意を呼びかけている。
(大東亜新聞/燕)
流出元は特定されていないが、ネット上に画像を投稿できる掲示板などを通じて瞬時に広まったものと見られている。
出回った画像を見た子供達が精神にショックを受けるなど、影響はかなりのもの。中には、画像を目にして泣き出した子供も居るという。
出回っている偽の結末画像
問題となっている画像では、漫画の主人公である「野火のび犬」が、顔に白い布を掛けられており、あたかも死亡したかのような終わり方となっている。
トラえもんの最終回に関しては、過去に多くの論争を呼ぶなど、ファンの間でも極めて関心の高い問題だという。
こうしたファン心理を巧みに利用した悪意のある犯行だとして、警視庁は著作権法違反、及び不特定多数に対する精神暴行傷害の容疑で捜査を開始した。
商学館の剛田武広報部長は「ファンの心を踏みにじるもので、許せない。俺様がギタギタにしてやる。」と怒りを露にした。
版権元である商学館及び藤仔プロダクションは、出回っている結末は本編には無関係であるとして、注意を呼びかけている。
(大東亜新聞/燕)
2005年03月02日
嘘ニュースマニュアル(うそ)
こんばんは、或いはこんにちは、燕です。永遠の17歳です。ever17です。
サイト開設以来考え続けていた事ですが、現在サイトの状況が只の嘘ニュースサイトだったりします。
いや、決してただの嘘ニュースサイトを卑下しているわけではございません。
ただ、このままではバーチャルネットアイドルとしての危機を迎えかねません。
そんなわけで、他のVNI様を真似してぽつぽつ書いていこうと思います。
あんまし面白くないかもですが、宜しければお付き合い下さい。
今日は嘘ニュースを書くにあたって、燕なりに気をつけていることなんかを書いてみます。
第一に「文体に気をつけること」です。
大抵の嘘ニュースサイト様と同様、燕も、いわゆる"新聞"と同じ文章形式を採用しています。
ほほえ味屋さん、虚構新聞社さんなどの大手嘘ニュースサイトなんかもそうですね。
この形式の特徴としては、非常に「堅い言葉」を用いる点にあると思ってます。
言い回しを選択するにあたっても、なるべく難解な言い回しを採用するようにしてます。
こうした文体を用いる最大の効果は、「大真面目にバカなことを言う」というギャップを生み出す事だと思います。
嘘ニュースの最大の到達点は、読者に「面白い」と思ってもらう事です。
それにはいくつかの手段があると思いますが、燕は「ギャップ」こそが最良の手法だと信じています。
燕個人の経験としては、人を笑わせようとする時は、なるべく自分が真面目な顔をしていた方が上手く行きます。
真面目な顔をしていれば、相手側は「よもやふざけた事を言うまい」という予測を、無意識のうちに立てるのではないでしょかー。
そうした予測を打ち破るところに、一種の衝撃(或いは笑撃ですかねー)をもたらす事で、笑いに持って行ければ最良だと勝手に思ってます。
ただ、この手法の難点としては、読者が「このサイトは嘘ニュースサイトだ」という認識を持ってしまうと、効果が薄れる気もするです。
ハナから「嘘だ」と分かっているわけですから。「今からギャグを言うね」と予告してギャグを言うようなものでしょうかー。
何度も来て頂いている読者の方にとって、「大真面目にバカなことを言う」というネタ・手法は既に割れてるわけです。
よって、文体がもたらすギャップの効果は、永続的ではありえず、一時のものとなる気がします。
そこで、文体のギャップ以外にギャップを生み出さなくてはならないわけですねー。
その方法としては「内容」でギャップを生み出す事です。当たり前と言われたら、まさにそうなのですが。
嘘ニュースの本質は、まさにここにあると思ってます。
燕は主に二つの方法で、「内容のギャップ」を生み出そうとします。(生み出せているかどうかはまた別問題)
燕17歳をご覧になれば分かるかと思いますが、変な画像の付いたエントリと、画像無しのエントリがあります。
まずは画像を用いた、というか画像頼りの嘘ニュースに関して。
まずネットを巡回して、ヘンテコ画像を収集します。(主に「pya!」様、「画箱」様、「爆笑画像掲示板」様etc.)
ヘンテコ画像なら何でもいいかというと、そうでもない感じです。
あんまりヘンテコ過ぎて、面白さがその画像自体で完結してしまっているモノは、ネタにしにくいのですー。
こういう"面白すぎる画像"は、それ自体がコンテンツとしての価値を持っているわけで。
燕がヘタクソな文章をくっ付けたら、かえってつまらなくなります。まさに蛇足というやつですね。
だから燕が求めるのは、「面白い」かつ「テキストを加える余地のある」画像なのです。
「面白すぎる」画像は、画像自体に、いわば「ストーリー」が内包されていると感じます。
それを見た人が、見た瞬間に「ああ、この画像はこういう理由で面白いんだ」と一瞬で理解してしまうのです。
或いはあまりに理解不能だから、それが面白さを掻きたてる、というパターンもあると思いますが。
具体的な例を挙げてみたいと思います。
燕的には、この画像はとても面白いと思うのですが、画像自体からストーリーが見えてきます。
つまり、何も燕がヘッタクソな文章をくっつけなくてもいいのです。
あえてくっ付けたとしても、多分ただの説明レベルに終始してしまう気がします。
この画像も面白いと思いますが、やはり嘘ニュースにはしにくい感じがします。
「機関車がおっこちた」という画像のインパクトが強力で、それに拮抗しうるだけのインパクトを持つテクストを書ける気がしません。
まぁ、それは燕の想像力が貧困だという点にも問題があるのですけどね。
燕が画像を収集する際に、保存するかしないかの基準点は、その画像をぱっと見て、ストーリーが浮かぶか否か、です。
先ほどは、「面白すぎる画像」はストーリーを内包している、と書きました。
では、「面白すぎる画像が内包するストーリー」と「嘘ニュースにしやすい画像から浮かぶストーリーの違い」はなんでしょうか。
燕がイイと思う画像は、嘘ニュースというテキスト構造の一部分として組み込めるモノ、です。
嘘ニュースは、必ずしも「起承転結」というパターン通りにはなりません。
しかし、何らかの段階的構造で構成されていることは間違いありません。
そうした"段階"のワンステップとして機能してくれる画像が、燕が涎をたらすモノです。
ゆえに、ここで浮かぶストーリーは、画像自身を引き立て、かつ、画像に引き立ててもらうことのできるものである必要があります。
反面、面白すぎる画像は、それ自体が持つ構造が強い独立性を持ち、テキストの一部分として組み込む事が難しい。
強力過ぎるストーリー性、或いはそれ自身強力なギャップを持つ画像は、包み込もうとする嘘テキストと親和性がありません。
画像自体が、嘘テキストを食ってしまうのです。
燕が言いたいのは、「大して面白くない画像を燕様がテキストを加えて面白くしてやるぜゲヘヘ!」ってコトではないです。
嘘ニュースというテキストと相性のよい画像と、よくない画像がある、というコトです。
偉そうなコトを書いてしまいましたけど、嘘ニュースというテクストと画像をバランスよく親和させるのは難しいですね。
やはり画像のインパクトに頼ってしまう部分が大きくなってしまいます。
「画像頼りじゃねぇか!」というお叱りを受けても仕方ありませんが、今後精進する所存ですので、平にご容赦下さい。
しかも「内容のギャップ」とあまり関係ない話になりました。すいません。
嘘ニュースではないテクストを書くのは難しいですね。
燕は理論的な文章を書くのがニガテで、行き当たりばったりなトコがあります。ぐへ。
文章に矛盾があったり、不整合な点もあると思いますが、それは「ギャップ」ってことで勘弁…。
残念な事に、面白くないギャップですがー。
機会がありましたら、今度は画像を使わない嘘ニュースを書く場合について言及したいと思います。
ほら吹き娘燕17歳は、一応バーチャルネットアイドルというコトになっています。
(´∀`|Д・)っ|)<中の人などいない!
(´∀`?)≡ ピシャ
サイト開設以来考え続けていた事ですが、現在サイトの状況が只の嘘ニュースサイトだったりします。
いや、決してただの嘘ニュースサイトを卑下しているわけではございません。
ただ、このままではバーチャルネットアイドルとしての危機を迎えかねません。
そんなわけで、他のVNI様を真似してぽつぽつ書いていこうと思います。
あんまし面白くないかもですが、宜しければお付き合い下さい。
今日は嘘ニュースを書くにあたって、燕なりに気をつけていることなんかを書いてみます。
第一に「文体に気をつけること」です。
大抵の嘘ニュースサイト様と同様、燕も、いわゆる"新聞"と同じ文章形式を採用しています。
ほほえ味屋さん、虚構新聞社さんなどの大手嘘ニュースサイトなんかもそうですね。
この形式の特徴としては、非常に「堅い言葉」を用いる点にあると思ってます。
言い回しを選択するにあたっても、なるべく難解な言い回しを採用するようにしてます。
こうした文体を用いる最大の効果は、「大真面目にバカなことを言う」というギャップを生み出す事だと思います。
嘘ニュースの最大の到達点は、読者に「面白い」と思ってもらう事です。
それにはいくつかの手段があると思いますが、燕は「ギャップ」こそが最良の手法だと信じています。
燕個人の経験としては、人を笑わせようとする時は、なるべく自分が真面目な顔をしていた方が上手く行きます。
真面目な顔をしていれば、相手側は「よもやふざけた事を言うまい」という予測を、無意識のうちに立てるのではないでしょかー。
そうした予測を打ち破るところに、一種の衝撃(或いは笑撃ですかねー)をもたらす事で、笑いに持って行ければ最良だと勝手に思ってます。
ただ、この手法の難点としては、読者が「このサイトは嘘ニュースサイトだ」という認識を持ってしまうと、効果が薄れる気もするです。
ハナから「嘘だ」と分かっているわけですから。「今からギャグを言うね」と予告してギャグを言うようなものでしょうかー。
何度も来て頂いている読者の方にとって、「大真面目にバカなことを言う」というネタ・手法は既に割れてるわけです。
よって、文体がもたらすギャップの効果は、永続的ではありえず、一時のものとなる気がします。
そこで、文体のギャップ以外にギャップを生み出さなくてはならないわけですねー。
その方法としては「内容」でギャップを生み出す事です。当たり前と言われたら、まさにそうなのですが。
嘘ニュースの本質は、まさにここにあると思ってます。
燕は主に二つの方法で、「内容のギャップ」を生み出そうとします。(生み出せているかどうかはまた別問題)
燕17歳をご覧になれば分かるかと思いますが、変な画像の付いたエントリと、画像無しのエントリがあります。
まずは画像を用いた、というか画像頼りの嘘ニュースに関して。
まずネットを巡回して、ヘンテコ画像を収集します。(主に「pya!」様、「画箱」様、「爆笑画像掲示板」様etc.)
ヘンテコ画像なら何でもいいかというと、そうでもない感じです。
あんまりヘンテコ過ぎて、面白さがその画像自体で完結してしまっているモノは、ネタにしにくいのですー。
こういう"面白すぎる画像"は、それ自体がコンテンツとしての価値を持っているわけで。
燕がヘタクソな文章をくっ付けたら、かえってつまらなくなります。まさに蛇足というやつですね。
だから燕が求めるのは、「面白い」かつ「テキストを加える余地のある」画像なのです。
「面白すぎる」画像は、画像自体に、いわば「ストーリー」が内包されていると感じます。
それを見た人が、見た瞬間に「ああ、この画像はこういう理由で面白いんだ」と一瞬で理解してしまうのです。
或いはあまりに理解不能だから、それが面白さを掻きたてる、というパターンもあると思いますが。
具体的な例を挙げてみたいと思います。
燕的には、この画像はとても面白いと思うのですが、画像自体からストーリーが見えてきます。
つまり、何も燕がヘッタクソな文章をくっつけなくてもいいのです。
あえてくっ付けたとしても、多分ただの説明レベルに終始してしまう気がします。
この画像も面白いと思いますが、やはり嘘ニュースにはしにくい感じがします。
「機関車がおっこちた」という画像のインパクトが強力で、それに拮抗しうるだけのインパクトを持つテクストを書ける気がしません。
まぁ、それは燕の想像力が貧困だという点にも問題があるのですけどね。
燕が画像を収集する際に、保存するかしないかの基準点は、その画像をぱっと見て、ストーリーが浮かぶか否か、です。
先ほどは、「面白すぎる画像」はストーリーを内包している、と書きました。
では、「面白すぎる画像が内包するストーリー」と「嘘ニュースにしやすい画像から浮かぶストーリーの違い」はなんでしょうか。
燕がイイと思う画像は、嘘ニュースというテキスト構造の一部分として組み込めるモノ、です。
嘘ニュースは、必ずしも「起承転結」というパターン通りにはなりません。
しかし、何らかの段階的構造で構成されていることは間違いありません。
そうした"段階"のワンステップとして機能してくれる画像が、燕が涎をたらすモノです。
ゆえに、ここで浮かぶストーリーは、画像自身を引き立て、かつ、画像に引き立ててもらうことのできるものである必要があります。
反面、面白すぎる画像は、それ自体が持つ構造が強い独立性を持ち、テキストの一部分として組み込む事が難しい。
強力過ぎるストーリー性、或いはそれ自身強力なギャップを持つ画像は、包み込もうとする嘘テキストと親和性がありません。
画像自体が、嘘テキストを食ってしまうのです。
燕が言いたいのは、「大して面白くない画像を燕様がテキストを加えて面白くしてやるぜゲヘヘ!」ってコトではないです。
嘘ニュースというテキストと相性のよい画像と、よくない画像がある、というコトです。
偉そうなコトを書いてしまいましたけど、嘘ニュースというテクストと画像をバランスよく親和させるのは難しいですね。
やはり画像のインパクトに頼ってしまう部分が大きくなってしまいます。
「画像頼りじゃねぇか!」というお叱りを受けても仕方ありませんが、今後精進する所存ですので、平にご容赦下さい。
しかも「内容のギャップ」とあまり関係ない話になりました。すいません。
嘘ニュースではないテクストを書くのは難しいですね。
燕は理論的な文章を書くのがニガテで、行き当たりばったりなトコがあります。ぐへ。
文章に矛盾があったり、不整合な点もあると思いますが、それは「ギャップ」ってことで勘弁…。
残念な事に、面白くないギャップですがー。
機会がありましたら、今度は画像を使わない嘘ニュースを書く場合について言及したいと思います。
ほら吹き娘燕17歳は、一応バーチャルネットアイドルというコトになっています。
(´∀`|Д・)っ|)<中の人などいない!
(´∀`?)≡ ピシャ
at 12:53|Permalink│
│でたらめではない日記
2005年03月01日
全官公庁 民営化へ
竹中平蔵行政民営化担当相が1日、行政機構のサービス向上を図り、2012年から行政機関事業への民間の新規参入を認め、完全に開放すると発表した。
約70年に渡って続いてきた、政府の行政事業独占に終止符が打たれる。
竹中大臣によると、2012年1月から、国会の認可を得た民間企業は国内外を問わず、あらゆる行政機関事務が実行可能になるという。
これまでも国鉄やたばこ専売公社、郵政などを対象に自由化が進められてきたが、今回の決定でライブドアや楽天などの有力企業が本格的に国政参入するとみられる。
我が国では明治維新以来、行政機構を国家が独占するという方針が打ち出されており、官公庁が行政事務を完全に独占してきた。
しかし、行政機構の肥大化に伴って、国家財政への圧迫が増加し、国庫への負担は日増しに増大していた。
一時は郵政事業のみの民営化で乗り切る案が実施される予定だったが、各界から猛反発が殺到。
政財界の強力な抵抗に痺れを切らした小泉純ニ郎首相が「郵政のみならず、全ての官公庁を民営化する。」と決断し、急遽全官公庁の民営化が実施されることになった。
これに伴って、現行の国家公務員制度は廃止され、一般の会社員と同じ扱いとなる。
政財界、特に族議員や現役官僚からの猛反発は必至と見られるが、内閣は国民が持つ官僚への根強い不信感をバネにすると見られる。
竹中大臣は、記者団に対し「行政の民間開放は予想されたこと。郵政だけ民営化すると言うから反発があったのだろう。全部民営化すれば文句はあるまい。あっかんべ。」と語った。
(臼経新聞/燕)
約70年に渡って続いてきた、政府の行政事業独占に終止符が打たれる。
竹中大臣によると、2012年1月から、国会の認可を得た民間企業は国内外を問わず、あらゆる行政機関事務が実行可能になるという。
これまでも国鉄やたばこ専売公社、郵政などを対象に自由化が進められてきたが、今回の決定でライブドアや楽天などの有力企業が本格的に国政参入するとみられる。
我が国では明治維新以来、行政機構を国家が独占するという方針が打ち出されており、官公庁が行政事務を完全に独占してきた。
しかし、行政機構の肥大化に伴って、国家財政への圧迫が増加し、国庫への負担は日増しに増大していた。
一時は郵政事業のみの民営化で乗り切る案が実施される予定だったが、各界から猛反発が殺到。
政財界の強力な抵抗に痺れを切らした小泉純ニ郎首相が「郵政のみならず、全ての官公庁を民営化する。」と決断し、急遽全官公庁の民営化が実施されることになった。
これに伴って、現行の国家公務員制度は廃止され、一般の会社員と同じ扱いとなる。
政財界、特に族議員や現役官僚からの猛反発は必至と見られるが、内閣は国民が持つ官僚への根強い不信感をバネにすると見られる。
竹中大臣は、記者団に対し「行政の民間開放は予想されたこと。郵政だけ民営化すると言うから反発があったのだろう。全部民営化すれば文句はあるまい。あっかんべ。」と語った。
(臼経新聞/燕)