2005年12月07日

午前の紅茶訴訟 最高裁判決下る

株式会社キリソが、同社の商品「午前の紅茶」を午後に飲んだ客らを相手取り、商品のイメージを損なったとして損害賠償を求めていた裁判について、7日、最高裁が判決を言い渡した。
判決内容は、二審の判決を支持し、キリソの請求を却下するというもので、7年に渡る長い戦いに、ようやく終止符が打たれた。
山科哲郎裁判長は「一旦所有権を得た商品について、所有者は自在に処分する権限を持つと見るべきであり、これを行使したからといって、企業の財産権を侵害したとはいえない」と言い渡した。

裁判から解放された28人の被告らは、一様に勝利を喜ぶ様子で、「これで午前午後を問わずに飲めるようになった」と涙ぐむ姿も見られた。
一方、3審の全てにわたって前面敗訴を喫した形となったキリソ社側は「商品イメージの商業的価値を、裁判官は理解しなかった」と憤然とした様子。

▽米倉晃・愛知学院大学法務研究科教授の話
本裁判の争点は、消費者の所有権と、企業の財産権のいずれが優先されるかというものであった。
そうした問いかけ自体がナンセンスであって、午前の紅茶を夜明けに飲もうと消費者の自由であることは明白。
今後は、こうした訴訟の提起自体を、訴訟要件を欠くものとして棄却するべきだ。

(目本金融新聞/燕)


at 19:02│ でたらめニュース 
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