2005年11月07日

モリゾーさん・キッコロさん 再就職困難に

愛知万博のマスコットを勤めたモリゾーさん・キッコロさんの再就職先が見つかっていないことが、7日、明らかになった。
モリゾーさん・キッコロさんは、共に2005年3月25日から9月25日にかけて開催された「愛・地球博」の公式マスコットを勤めていた。
万博の閉会に伴って、モリゾーさん・キッコロさんの両名は、所属していた万博実行委員会から解雇され、再就職先を探していた。

しかし、景気が未だ低迷している現在、特殊な容貌と相まって、再就職先が見つからない現状が続いている。
モリゾーさんは、これまでに17社に応募したが、うち15社までは書類選考で落とされたという。
応募を受けた会社の一つは「落選理由は明らかにできない」としているが、モリゾーさんの無愛想な表情に原因があるのではないかとの指摘もある。
キッコロさんも、既に22社に応募しており、うち3社は面接にまでこぎつけたものの、最終選考でいずれも脱落という結果に。
キッコロさんは「僕が人間ではないから落とされたのではないか。とても悔しい」と落ち込んだ様子だった。

現在は、二人とも失業保険で生活しているが、給付期限にも限界がある。
生活費を切り詰める為に、二人は愛知県内のアパートで同居をしているという。
「森へ帰ってはどうか」という声もある。しかし、愛知万博は、自然生物からの強い反対を押し切って開催されている。
モリゾーさんは「今更、森へは帰れない。万博で住処を失った仲間たちに、どんな顔を合わせればいいのか」と話す。

万博を主催した国・愛知県も補助を検討中とはいうものの、予算が下りる可能性は低い。
愛知万博を支えた二人の英雄は、一体どうなるのだろうか―――。

(中目新聞/燕)


at 18:58│ でたらめニュース 
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