2005年11月01日

東証システムダウン 原因はオンラインゲームか

東京都証券取引所で1日、株式売買の注文を取り次ぐコンピューター・システムに障害が発生し、午前9時の取引開始から全銘柄の取引が停止したトラブルが発生した。
東証は障害の原因について、「システムの管理者複数が、バックグラウンドでオンラインゲームのクライアントを起動していたため」(河野常務)と説明している。
河野常務によると、オンライントレードを管理するコンピュータは複数存在し、それぞれ異なる管理者によって制御されているが、いずれの管理者もオンラインゲームのクライアントを常駐起動させていたという。
このゲームクライアントの常駐起動がシステムに負担を掛け、ダウンに繋がったという見方が有力だ。
管理者らが起動していたオンラインゲームは同一タイトルで、1日には大規模なパッチが当たっていた。

東証の調べでは、この管理者らは、クライアントを常駐起動させ、いわゆるBOT行為をしていたという。
管理者の一人は「仕事が忙しく、手軽にレベル上げをしたかった。こんな大事になるとは思わなかった」と号泣したという。
東証では、これらの管理者が、以前から常習的に業務と無関係なプログラムを起動させていた疑いがあるとしている。
管理者らの処分は決まっていないが、最低でも懲戒解雇は免れないものと見られる。
河野常務は「日本経済を預かるものとして、あるまじき事。今後は監視を一層強化したい」と述べ、再発防止に全力を上げる構えだ。

(目本経済新聞/燕)


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