2005年07月14日

元人力車夫の組織が各地に 「旧車会」と称し違法行為

元人力車夫を中心とした比較的年齢の高いメンバーが、古い型の人力車に乗って違法走行を繰り返す「旧車会」と称するグループが、全国各地に200以上あり、メンバーは計2000人を超えることが14日、警察庁の調べで分かった。

6月の暴走族取締強化期間にも、宮城、高知の両県で、人力車による集団走行などを行った旧車会と称するグループを道交法違反容疑などで摘発した。
摘発された元車夫らの殆どは明治生まれの高齢者で、「人力車の粋を分かって欲しかった。あれはいいものだ」などと供述しているという。
容疑者らが極めて高齢であることも考慮して、警察庁では可能な限り穏便な措置を講じる方針。
中には、拘留中に老衰で死亡した容疑者も居るという。自称138歳の男性だった。

現在施行されている道路交通法では、一部地域を除いて人力車が一般道を走行することを禁じている。
しかし、人力車は一部の愛好家の間で根強い人気を誇り、今回のケースのような違法走行が頻発し、問題視されていた。
また、気質が荒い車夫同士の喧嘩も絶えず、タクシーとのトラブルも日常茶飯事となっていた。


a7baa8a7.jpg

(写真=公道を走る人力車)


他方、運輸業界からは、公共交通機関として、人力車を一部解禁してはどうかという提案もなされている。
人力車は一切温室効果ガスを排出しないため、極めてクリーンな交通手段とされるからだ。
推進派は、京都議定書で定められたCO2削減義務を達成するための効果的な措置になりうるとしている。
道路交通省運輸審議室は「安全性の観点から、人力車は許容できない」とコメントしている。

(毎目新聞/燕)


関連記事:Yahoo!ニュース - 共同通信 - 暴走族OBの組織が各地に 「旧車会」と称し違法行為

at 20:52│ でたらめニュース 
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: