2005年06月27日

騒音主婦 「あれは芸術」

CDラジカセを大音量で鳴らし続けたり、布団を叩くなどして、隣家の女性(64)を不眠や頭痛にさせたとして、傷害罪などに問われた奈良県平群町の主婦河原美代子被告(58)の初公判が27日、奈良地裁(奥田哲也裁判長)で開かれた。
河原被告は音楽を流したことは認めたが「私のわがままの音ではなく、芸術」「芸術を前提とした、自己表現の音」と述べた。、
弁護側は「表現の自由は憲法上保障されている」として無罪を主張する方針。

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(写真=被害者が撮影した河原被告)

被害者が撮影したビデオが証拠採用され、河原被告が音楽を流しながら窓辺で布団をたたき、大声で話す姿が法廷で映された。
放映開始から1分も経たないうちに、奥田裁判長が「もういい、もういいからやめてください」と放映中止を命令したが、あまりの騒音に法廷係官が命令を聞き取れないと言う場面も見られた。
この日、法廷には約80人の傍聴人が詰め掛けたが、ビデオ放映直後に、6人が吐き気や頭痛などの症状を訴え、近くの病院に搬送されたという。
河原被告ただ一人だけが、ビデオの音楽に合わせて、隣に座った弁護人の頭を叩き続けるという光景も見られた。
弁護人に怪我は無かったが、軽い脳震盪と診断された。

河原被告の弁護人は「芸術は時に理解されないもの。法廷での実演も想定している」と述べ、あくまでも「騒音ではなく芸術」との主張を貫く構えだ。
また、「既にインターネット上ではPV(プロモーション・ビデオ)も製作されるなど、芸術としての高い評価を確立している」とも述べ、場合によってはこのPVを証拠資料として法廷に提出することも検討していることを明らかにした。
一方の検察側は、「騒音を撮影したビデオは貴重な証拠だが、これ以上の放映は裁判に支障をきたす恐れがある」として、今後は静止画像に切り替えて立証していく方針。
ビデオ映像による被害の拡大を食い止めたい狙いがあると見られる。

(書売新聞/燕)


at 21:21│ でたらめニュース 
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