2005年05月30日

「歴史教科書」を有害図書に指定 神奈川県審議会が答申

世界戦争や奴隷制度、迫害、大量殺戮など残虐な内容を含む歴史教科書12冊(世界史7冊・日本史5冊)が神奈川県青少年保護育成条例の「有害図書」に指定されることが30日、決まった。
同日の県児童福祉審議会社会環境部会が「有害指定は適当」との答申を出した。
近く県知事が告示する。

歴史教科書の有害図書指定は全国でも初めて。県内では18歳未満に対して授業で使用することも禁止され、中学・高校の社会科教師らは困り果てているという。
歴史の授業を17年間担当してきたという地元高校の教諭は「これから何を使って歴史を教えていけばいいのか。狂気の沙汰としか思えない」と途方にくれた様子。

これらの歴史教科書は、山海出版社・東京都書籍などが発行しているもので、第二次世界大戦で死亡した人間の数や、ナチス・ドイツによって迫害を受けたユダヤ人を撮影した画像など、極めて残虐な内容が掲載されている。
また、奴隷制度や人種差別問題などに関する記述もあり、差別を助長する可能性があるとの指摘もかねてからなされていた。
同部会では、県職員が実際に歴史教科書を読む様子を撮影した10分程度のビデオ画面を見て審議した。
「判断力の乏しい子供が見ると、精神に大きな苦痛を受けたり、戦争や迫害に対して興味を持ってしまう」などと判断した。
全国の教科書出版社でつくる日本教科書連盟は「表現の自由に対する重大な侵害であり、日本国憲法に反する」とし、差止めを求めて訴訟の提起も検討している。

(毎目新聞/燕)


関連記事asahi.com: 「残虐ゲーム」を有害図書に指定 神奈川県審議会が答申

at 16:43│ でたらめニュース 
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: