2005年05月29日

新約聖書を画期的解釈の映画 好発進

28日に全世界で一斉公開されたハリウッド発の大作映画「仁義無きキリスト?愛、覚えていますか?」が各地で好発進を見せ、興行収入を順調に伸ばしている。
本映画は、巨匠タランティーナ・タランティーノ監督が、キリスト教新約聖書の画期的な解釈に挑んだいわゆる問題作。
これまでのキリスト教映画の中では描かれなかった「強いイエス・キリスト」像を見事に描ききり、世界各国の批評家も大絶賛。
特に、ゴルゴダの丘で磔にされたイエスが、持ち前の怪力を発揮して自力で脱出するシーンは、公開前から大きな話題を呼んでいた。
このシーンのほかにも、最後の晩餐に登場する食事がパンとワインの代わりに米と味噌汁になっているなど、独自の解釈が散りばめられており、観客を楽しませる。

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映画のワンシーン


映画評論家のこすぎ氏は「これぞ新時代のキリスト。彼のとても大きなパワーに惹かれる。抱かれたい」と賞賛する。
タランティーナ監督自身も「既存のイメージには無い、新しいイエス像を描くことに成功したという自信がある。みんな是非見てくれ」と自信を見せている。

一方、こうした"独自の解釈"に対し、ローマ法王庁ら聖職者たちは「あまり望ましいとは思わないが、空気を読めないとも思われたくない」と微妙な態度に終始している。
現在「仁義無きキリスト?愛、覚えていますか?」は新宿シネルーブル・シアトル池袋などで公開中。

(シネマ句報/燕)


at 18:46│ でたらめニュース 
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