2005年05月08日

中国外相「だが私は謝らない」と発言

町村外相と中国の李肇生外相は7日夕、アジア欧州会議(ASEM)外相会議が開かれた京都市内で約1時間半、会談し、4月に起きた反日デモに伴う日本大使館などの被害について日中両国間で協議することや、両政府間の対話を強化することで一致した。
だが、李外相は「デモによる被害の大きさは認識している。だが私は謝らない」と述べ、今回も謝罪と賠償に応じなかった。

町村外相はデモ被害への謝罪と賠償を改めて求めたが、李外相は「再発防止に努力している。だが私は謝らない」と同じ内容の返答を繰り返した。
そのうえで、中国外務省系の不動産会社が日本大使館修復を申し出たことを挙げ、「原状回復を一生懸命やる、だが私は謝らない」と尚も謝らない点を強調。
上海の総領事館などの扱いも「今後の話し合いによって決めたい。だが私は謝らない」と述べ、謝らない姿勢を最後まで崩さなかった。

会談終了後、両外相は握手を交わしたが、その際も李外相は「有意義な会談だった。だが私は謝らない」と繰り返すほどの念の入れようだった。
中国に詳しい早稲木大学の尼子聡教授(中国法制史)は「謝罪と賠償の請求は中国のいわば専売特許で、自分たちが請求される事に慣れていないのではないか」と指摘した。

(目本経済新聞/燕)

関連記事:Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 反日デモ被害の賠償と謝罪、中国外相応じず

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