2005年03月14日

元ライフドア取締役、宇宙旅行へ…貨物扱い、代金20万

宇宙旅行を手がける米スペースベンチャーズ社は12日、元ライフドア取締役の榎本小輔さん(33)が今年10月、ロシアのカウ級宇宙船で国際宇宙ステーションに行き、1週間滞在する見通しであることを明らかにした。
旅行代金2000ドル(約19万8000円)の一部は既に手付金として払われている。ロシア側の最終判断を待ち来月にも正式決定する。

通常、個人の宇宙旅行にはおよそ20億円程度かかると言われているが、今回の榎本さんは貨物扱いとなるため、20万円という破格の費用設定となった。
貨物扱いであるため、榎本さんに居住空間・食料などは与えられず、生存したまま宇宙ステーションに到着する可能性は極めて低いと見られる。
榎本さんは自前で携帯酸素ボンベ・食料・ガンプラなどを持ち込み、可能な限りの生存を目指す。船内で与えられる空間は2立方メートル前後となる見通し。

民間人の宇宙ステーション滞在は、2001年の米実業家、02年の南アフリカの実業家に次いで3番目。
貨物扱いで宇宙に出る旅行者としては、史上初の試みとなる。
榎本さんは「何が何でも生き延びて、宇宙ステーションに辿り着きたい。できればガンプラも作れたらいい。これがきっかけで、貧しい若者にも宇宙へ飛び出してもらえれば。」と抱負を述べている。
スペースベンチャーズ社のルーク・ソラアルコーCEO(最高経営責任者)も「我々はこの驚くべき挑戦を歓迎する。もちろん命の保証はできないが、楽しんでもらいたい。」と激励した。

(書売新聞/燕)


関連記事:元ライブドア取締役、宇宙旅行へ…邦人初、代金20億

at 00:08│ でたらめニュース 
記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: