2005年03月05日

完全嘘ニュースマニュアル2

ご機嫌いかがですか?燕です。今日も17歳です。皆様の心の隙間を御広げいたします。
さて、VNIとして生きる道を模索する日々が続いています。
ぶっちゃけ、VNIじゃなくても良くね?という疑問を抱いたら負けかなと思っています。

先日書いた「 北朝鮮軍に活発な動き また新兵器 」という記事が、複数のニュースサイトで取り上げられた模様です。
リンクして下さったサイト様、どうも有り難うございます。
これが噂のアクセス爆撃!こ、個人ニュースサイトは化け物かッ!

今日は、先日書きそびれた画像を使わない嘘ニュースについて考えてみたいと思います。
画像を使わない嘘ニュースも、いくつかのパターンに分類することができます。

今日のテーマは「時事ネタ」を用いるパターン。
世の中には、"嘘ではない"ニュースが毎日毎日報道されています。
特にネットが普及し、更に個人ニュースサイト網が整備された今、情報の共有速度は恐るべきものがあるわけです。
しかし、あらゆるニュースが、常に人々の関心を惹くわけではない。
数あるニュースの中でも、必ず"関心を集めるニュース"と"関心が集まらないニュース"が出てきます。

燕を初めとして、嘘ニュースサイターが狙うのは、もちろん注目度の高いニュースです。
例えば、2005年3月5日現在では、「ホリエモン」「あびる優」「堤会長」といったキーワードです。
こうしたキーワードに対する世間の注目は、一時的であれ、極めて高い。
それだけ多くの人々の中に、共通認識が生まれているわけです。
例えばそれは、「あびる優が窃盗をした」「ライブドアがニッポン放送を買収しようとしている」という知識です。

さて、嘘ニュースの本質はギャップにある、と先回書きました。
ギャップを産み出すには、人々が持つ普遍的な認識をベースにする必要があります。
誰もが「AはBである」という知識を共有している、というベースが大事なのです。
そこに、嘘ニュースとして「Aはεである」というテクストをぶつけるのです。
このテクストがインパクトを持ちうるとしたら、それは人々の中の「AはBである」という普遍的認識を打ち破るからです。
ゆえに、「AはBである」という認識(知識)が無い人にとっては、「Aはεである」と言われても、ギャップが生じないはず。

ここで一例を見てみましょう。

番組で殺人告白したアイドルを逮捕(虚構新聞社さん)

窃盗団メンバーあびる優 殺人まで犯していた(テクトイックス・タブロイドさん) 

「会社潰したことがある」元女性タレントが番組で告白(ほほえ味屋さん) 

いずれ劣らぬ素晴らしい嘘ニュースですが、すべて共通構造を持つのは一目瞭然かと思います。
虚構新聞社さんのニュースを例に考えてみましょう。
人々の認識の中では「A(あびる優)が、B(窃盗行為)をした」という"ベース"があります。
ところがこの嘘ニュースにおいては、そのベースが「A(女性タレント=何をかいわんや)がε(殺人行為)をした」という構造に置き換わっています。
"窃盗行為"から"殺人行為"への飛躍に、ギャップが存在しています。そのギャップこそが、この嘘ニュースの魅力ではないでしょうか。
さて、これらの嘘ニュースを面白い、と感じるためには、その前提として、一定の知識が要求されます。
つまり、「あびる優というタレントが、TV番組で窃盗行為を告白した」という知識です。
これが無ければ、ギャップを産み出すためのベースそのものが無いことになるからです。

このタイプの嘘ニュースの魅力は、何よりも"時流"に乗れる、という点にあると思います。
世間の話題になっているニュースは、必然ネットに接続する人々の関心も集めているはず。
検索エンジンや、ブログサーチなどでも、「あびる優」や「ホリエモン」というワードを入れる人は多いはず。
検索結果一覧は星の数ほど表示されますが、その全てを閲覧する人間は中々居ないはずです。
時間的な制約などから、目を惹くようなものだけ、選択的に閲覧するのではないでしょうか。
そうした場合、嘘ニュースが持つ突飛さは、閲覧者の目を惹く可能性が高いのではないかと考えられます。
事実、燕のトコロも、検索エンジンからの訪問者はそれなりに多いです。

また、検索エンジンでの呼び込みよりも絶大な効果があるのが、"個人ニュースサイト"の関心を集めることです。
インターネット上のトレンドは、ニュースサイトによって形成されるといっても過言ではない気がします。
個人ニュースサイトは相互リンク、相互ネタ元システムによって複雑なネットワークを形成しています。
注目すべきは、そのネットワークの緻密性の高さであり、そこにおいてニュースサイトのアクセス数はあまり関係ありません。
話がそれました。さて、ニュースサイターは"時事ネタ"と"笑えるネタ"を好む傾向があるように思えます。
なぜなら、これらのネタは、特に思考を必要としなくても理解しやすかったり、単純に笑いやすかったりするからではないでしょうか。
「時事ネタ」に関しては、ネット云々の話ではなく、単純に人々の関心が高い可能性があるから。
「笑えるネタ」に関しては、まぁ、人の性と言いましょうか。
暗いニュースよりは、笑えるニュースの方を見たいと思うのが人情かと。
真面目なテキストや専門的な話題を取り上げるニュースサイトももちろんあります。
が、そうしたトピックは、読む側にもそれなりの労力を要求します。
Web上で長文を読むのは大変ですし、娯楽であるネットサーフィン中に、真面目な文章を読む気がしないという人も多いでしょう。
したがって、あまり時間の無い閲覧者たちや、娯楽を求める人々は、手っ取り早く楽しめるネタを好むのではないかと考えられます。
そうした閲覧者を多数抱えるニュースサイトは、必然"即効性"のあるネタを多めに集める場合が多いのではないでしょうか。

さて、時事的嘘ニュースは、個人ニュースサイターの求めるネタと適合する部分があると思います。
先も述べたように、「笑える」という要素と「時流に乗っている」という要素を併せ持っているからです。
もっとも、同時に「テキストである」という要素も持っています。
ゆえに、「笑える」かつ「時流に乗っている」という条件を満たす「画像」ほどのセンセーションを期待することは難しい感じです。

それはさておき、個人ニュースサイトというネットワークで、うまく"流通"した記事は、次々と子ニュース孫ニュースに補足されます。
ニュースサイトは多くの閲覧者を抱えていますから、嘘ニュースも閲覧される機会が増大します。

燕はアクセス至上主義ではありませんケド、多くの人に見てもらえればそれは嬉しいことです。
そして、時事的嘘ニュースは、上記の理由から、多くの人に見てもらえる可能性が高いと思います。

もちろん、このタイプの嘘ニュースにも難点が無いわけではありません。
前述したように、読み手に一定の知識(バックグラウンド)を要求する点です。
"知識"が無ければ、嘘ニュースを1から10まで読んでも理解できません。
その意味では、読み手を選んでしまう、という可能性があります。
嘘テキストそのものを、"時事ネタ"というコンテクストに組み込んでいる点から生まれてくる難点です。

あと、コレは燕だけかもしれませんが、時事ネタでおいしいと思う部分がもうひとつあります。
それは、YahooやZAKZAKといったサイトの記事を、換骨奪胎するだけでヘンテコニュースを作り上げ易い点です。
完全捏造の嘘ニュースにおいては、一からテクストを構築する必要があります。
でも、時事的嘘ニュースの場合は、本物の記事をそのままベースとして流用できる場合があるので。
新聞のような「それっぽい言い回し」を作り出す手間が省けるというメリットがあります。

さて、今日はこのぐらいで筆を置きたいと思いますー。
あんまり長いテクストは、読む気が失せますよね。
もし機会があったら、時事ネタではない嘘ニュースに関して言及したいと思います。

ほら吹き娘燕17歳は、個人ニュースサイトの威力に敬服しています。

at 13:19│ でたらめではない日記 
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