2005年01月10日

家庭用ロボットの安全基準を巡って大論争

経済産業省は9日、ロボットを家庭などへ普及させるため、介護や警備、家政などロボットの用途別に安全基準を作る方針を明らかにした。
しかし、ロボットのカテゴリのうち"家政"の用途に使用されるものに関する安全基準を巡って大論争が起きている。
主要な争点は二つあり、第一は"家政"という名称そのものについて異議を唱える声もある。

初芝工業の間流地芹夫第一事業部長は「"家政"というカテゴリでは売れないだろう。ユーザーの嗜好を考慮すれば"メイド"にすべき。」という。
他方、ライバル会社であるンニーの琥珀翡翠広報部長は「"メイド"など言語道断。"メイドさん"こそ時代のニーズだと考えている。」と更に異なる姿勢を示す

第二のポイントは、過失防止機能の基準に関してだ。経済産業省側は、安全性に関し極めて高い基準を要求しているが、業界側はこれに反発。
業界側の主張は「あえてロボットに過失をさせることで、愛着を湧かせることができる」というものだ。
この点に関しては、初芝・ンニー共に「軽度の過失はオーナーの愛情を増大させる効果がある。ドジっ娘の需要は多い」と異口同音。
一方、経済産業省側は「一部のマニアックなユーザーのニーズよりも、全体的な安全を優先すべき。」と憤慨している。

経済産業省は秋葉原や英国から専門家を招いて、諮問委員会を設置することを決定した。
今後も家庭用ロボットの安全基準に関する論争からは目が離せなさそうだ。

(帝国通信・燕)

at 23:58│ でたらめニュース 
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