西京都練牛区の月極駐車場の所有者が、違法駐車をした男性に対し罰金としてのべ480万円及び遅延利息を請求した。
これは違法駐車に対する損害賠償請求額としては史上最高となる。男性は今月１日に同駐車場に約4時間ほど無断駐車をした。

この駐車場の規約には「契約車以外の駐車は禁止します。違反者からは30秒で1万円もらいます」という条項があり、所有者は30秒につき1万円請求できるという趣旨である事を主張。
一方請求を受けた男性は、異様に高額な賠償額の予定は民法90条違反であり無効であるとして西京地裁に提訴した。

民法に詳しい南海道大学法科大学院の蝦夷法夫助教授は「文言的には30秒”につき”1万円とする必要があるのではないか。どちらにせよ30秒1万円などという法外な賠償額の予定は公序良俗違反として無効になる可能性が極めて高い。ただ、裁判官が面白いと思えば請求の余地はある。」との見解を示す。
違法駐車する際には、罰金額を確かめてからの方が良さそうだ。

(西京日報/燕)