2005年01月06日

ツタンカーメン氏 体調不良を訴えCTスキャン

【カイロ6日狂同通信】
エジプト考古学者・医学者らの共同チームは5日、黄金の仮面で知られる約3300年前の古代エジプト第18王朝の少年王ツタンカーメン氏の体調不良の訴えを受けて、同氏をCTスキャンで検査した。ツタンカーメン氏は長年に渡る展示生活に多大なストレスを感じているものと推定されている。
また、常々同氏は愛用の黄金マスクを取り上げられ、別々に展示されていることに対し深い悲しみを抱いていたという。

同氏の展示にあたっているエジプト国立博物館のポントス館長は「ツタンカーメン氏に対する配慮が欠けていたことを誠に遺憾に思っている。今後はマスクの返却も含めて慎重に対処していく。」とコメント。

CTスキャンを行ったエジプト国立病院のナセル院長は報道陣に対し「ツタンカーメン氏の健康状態は思わしくない。特に脱水症状が激しく、このままでは命に関わる。水分を取るように強く勧めたが、ツタンカーメン氏のミイラとしてのアイデンティティの保持が困難なことから未だ承諾を得ていない。一刻も早い水分摂取が必要だ」と早期治療の必要性を強調した。
報道陣の「CTスキャンを行ったことで、伝承の”死の翼”に触れる可能性は?」という質問に対しては、「伝承は迷信に過ぎない。また、我々はツタンカーメン氏に誠意をもって対応している。」と渋い表情で答えた。
ツタンカーメン氏本人のコメントは得られなかった。

なお、ツタンカーメン氏は今年8月に来日予定だったが、今回の検査入院を受けて訪問は無期限に延期された。(狂同通信/燕)

at 13:47│ でたらめニュース 
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